2024年4月21日 こどもアトリエ「〇〇のぼりををつくろう」

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ページ番号4001872  更新日 2024年4月22日

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4月21日には、デザイナーののぐちようこさんを講師に、こどもアトリエを開催しました。

のぐちさんは、普段は子ども向けのプロダクトのデザインをしたり、絵本のイラストを描いたりしています。こどもの日が近いので、「こいのぼり」ならぬ、それぞれの好きなもので「〇〇のぼり」を作りました。今の身長と生まれたときの身長で大小ののぼりにすることで、子どもの成長を実感してもらえるように、のぐちさんがプログラムを考えてくださいました。

今回使ったのは美術館の作業で使った巻き段ボール。梱包などに使われるクッション性のある資材で、片面が段々になっています。でも、いきなり〇〇のぼりを作るのではなく、まずは準備体操です。子どもたちに巻き段ボールの端切れを渡して、まずは触って、そして…ビリビリ!と破いてもらいました。最初は躊躇していた子どもたちも、破いてみると一気に緊張が解けたようで、細く破いたり、大きく破いたり、大きな音が部屋中に響きました。ここにクレヨンでグルグルと色を塗っていきます。中には、段々の目に沿って縞々にしたり、クレヨンを両手に持って塗ったり。この作業で子どもも大人も紙や画材に親しむことができ、肩の力が抜けて、心身共に温まったようです。

次にいよいよ大きな巻き段ボールを配り、〇〇のぼりづくりの始まりです。まずは大きな紙の上に子どもたちがごろーんと寝ころび、今の身長のところで紙を切ります。次に幅を半分に切って、片方は生まれたときの身長をメジャーで測って切りました。赤ちゃんの時ってこんなに小さかったんんだ!とあちこちで驚きの声が上がり、子どもたちの成長を改めて感じる機会になりました。

その後は、家族それぞれどんなのぼりにするか考えて、絵を描いたり、飾りを付けたりしていきました。大きな紙だったので、床で作業をする家族もたくさんいて、部屋中がまさにアトリエとなりました。巻段ボールとクレヨンだけというシンプルな材料でしたが、子どもたちは自分のやり方を見つけてどんどん制作を進めていました。巻段ボールに直接クレヨンで大きな絵を描く子もいれば、小さなパーツをたくさん作ってコラージュする子もいました。なかには自分が入ることができる立体的な作品も。こいのぼりの他にも、イルカのぼり、恐竜のぼり、ドレスのぼり、虫のぼり、タコのぼり……完成した大きなのぼりと小さなのぼりは、部屋の壁中に飾られていきました。

最後は発表会です。工夫したポイント、楽しかったところなどもお話してもらいました。のぐちさんも、子どもたちのパワーと想像力にとっても驚いていました。今回は大きな作品を制作したので、寝っ転がって描いたり、床と机を何度も行き来したり、まるで運動をしたようだったという声もありました。五感と全身を使って親子で作業する様子は、とにかく楽しそうでした。ご参加ありがとうございました。

〇〇のぼり1

〇〇のぼり2

〇〇のぼり3

〇〇のぼり4

〇〇のぼり5