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2014.03.02

ギャラリートーク2回目

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本日、ギャラリートークが開催されました。
狩野家の系図についてのお話の後、長男・狩野探幽の作品「雪中梅竹鳥図襖」へ。余白をたっぷりとった画風は、探幽ならではの様式です。画面左の余白に遊ぶ、1羽のオナガドリの目線にもぜひ注目してください。つづいて尚信の作品へ。44才の若さで亡くなってしまったため、現存する作品が少ないことでも知られていますが、次男坊らしく、表現の中にどこか自由さも感じられるということです。最後のトリをつとめたのは、三男・安信の作品「竹虎図屏風」です。とても大きな屏風で、トラの表情が何ともユニーク。あまり絵が上手でなかったともいわれる安信ですが、この表現を見ていると、けっしてそうではなかったことが伺えます。当館の陳列ケースが小さいため、片隻ずつの展示となってしまいましたが、とても迫力があります。今日は小雨の降る寒い一日でしたが、たくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございます。次週も開催いたしますので、ぜひご参加ください。なお次週3月9日(日)は、「日曜美術館」のアートシーンにて本展が紹介されます。こちらもぜひご覧ください。(聴講約40名)

2014.03.01

探幽3兄弟展記念講演会

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本日は、小林忠先生(岡田美術館館長)を講師にお招きし、「探幽画の魅力」というタイトルでお話頂きました。本展では、探幽3兄弟の中でも、これまであまりスポットの当たらなかった弟の尚信・安信に光を当てていますが、本日のご講演では、やはり巨匠・探幽の魅力をじっくりと味わうことができました。まずは探幽の天才を物語るエピソードや、江戸時代の評価をご紹介いただきました。なかでも名古屋の文人画家・中林竹洞は、探幽の才能を認めながらも、探幽以降の狩野派は「和画」となったと評したということで、正鵠を得ていると小林先生。そして本展出品作を含め、探幽の名品をスライドでご紹介下さいました。探幽はどの作品にも品がある、とおっしゃっていました。力強い金碧障壁画、四季と人生を重ね合わせたような松の屏風、若衆を描いた繊細で美しい軸・・・。さまざまな作例から探幽の幅広い魅力を堪能頂けたと思います。
ちなみに写真の小林先生が手にしていらっしゃるのは31年前に当館で開催した探幽展の図録です。開館まもない頃からずっと江戸狩野派に注目してきた板橋区立美術館ならではの探幽3兄弟展です。
雨の降る中、約100名のみなさまにお越しいただきました。ありがとうございました。来週土曜日も講演会を予定しております。