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2017.05.20

「パレットの上はどんな色?」第2回

本日は技法入門シリーズ、「パレットの上はどんな色?」の第2回が開催されました。
講師は画家の山本晶さんです。

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今日のテーマは、「身の周りの色のパレットを作る」。
絵の具を塗るのではなく、日常生活で目にする様々な素材を使って、パレットを作ります。

参加者の方は、食べ物、自然、居間、好きな部屋からそれぞれ3つ計12種類の素材を自宅から集めて持ってきました。
乾燥させたキウイの皮、トウモロコシ、麦、押し葉、枝、ビールのラベルなど人によってさまざまです。
それらの素材をスティック糊やボンドで画用紙に貼付け、5cmの正方形にカットし、A2サイズのケント紙を台紙にしてパレットを作りました。

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画鋲や釘は、ホットボンドを使って貼付けます。
貝がらを砕いて貼付けた人もいました。

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最後に出来上がったパレットを並べ、どんな色調になったか鑑賞しました。
参加者の方同士で話し合い、和気あいあいとした雰囲気でした。
続きはまた来週。
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2017.05.19

館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」展示作品の絵はがき

館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」では、展示中の作品の絵はがきを限定でご用意しております!

「絵画は告発する」展から、村山知義、小牧源太郎、国吉康雄、「特別展示 板橋の日本画」展から、佐藤太清の作品が絵はがきになっています。
こちらは、なんと50円です。

展覧会の思い出に、お友達へのメッセージカードに是非どうぞ。

展覧会の会期も折り返しました。
コレクションの中から、戦中・戦後の社会や事件をテーマにした作品を紹介している「絵画は告発する」展と、日本画家の作品の特別展示「板橋の日本画」展。
どちらも6月18日(日)まで。どうぞお見逃しなく!
みなさまのお越しをお待ちしております。

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2017.05.14

第20回「夏のアトリエ」参加者募集

毎年夏に開催する「ボローニャ国際絵本原画展」関連イベントの参加者を募集します。
絵本制作の専門的・実践的なワークショップとしてイラストレーター向けに開催している「夏のアトリエ」。20回目となる今年は、ニューヨークで活躍するグアルナッチャ氏を講師に迎え、デジタル媒体が増えてゆく現在の状況の中で、紙に印刷されたモノとしての本を見つめ直します。

 

日程:7月25日(火)~29日(土)の5日間 10:00〜16:00
講師:スティーヴン・グアルナッチャ氏(イラストレーター、デザイナー)*通訳あり
対象:イラストレーター又はイラストレーターを目指す方で、
イラスト・絵本の制作経験があり、全日程参加できる18歳以上の方
定員:20名(書類選考あり)
参加費:10,000円

 

・・・申込方法・・・
往復はがきに以下をご記入の上、お申込みください。
(6月1日より郵便料金が変更になります。ご注意ください。)
1 「夏のアトリエ」申込
2 氏名(ふりがな)・年齢・住所・電話番号
3 出版歴のある方はタイトルと出版社
4 これまでの制作活動
5 主な使用技法
6 参加希望の理由
7 過去の「夏のアトリエ」「夏の教室」「夏のセミナー」 参加の有無
※ 返信面にも住所・氏名を記入してください
※ 宛先:板橋区立美術館「夏のアトリエ」係
※ 締切 6月27日(必着)

 

・・・講師からのコメント・・・
子どもの本とは、ひとつのお話や経験を届けるためのシステムであり、あるアイディアを探険したり表現したりするためのものです。ひとつの概念に根ざした子どもの本とは、こうした要素を兼ね備えたものです。それは同時に、本が手にとって見ることのできるモノであるということを読者に伝えています。デジタルメディアが従来の紙とインクで印刷された本に取って代ろうとする中、そして印刷メディアの存在そのものが疑われる中、本でなければいけない本、手で触れる物体としての本、電子的変身を拒み続けている本は、今まで以上に注目されます。このワークショップでは、モノとして機能する本、本でなければならない本、つまりはデジタルを「否定」するタイプの本を一緒に制作しましょう。

 

・・・講師紹介・・・
スティーヴン・グワルナッチャ(Steven Guarnaccia)
イラストレーター、デザイナー。ニューヨークのパーソンズ・デザイン学校イラストレーション学科准教授。ニューヨーク・タイムズ紙、ドムス誌など多数の新聞雑誌においても活躍している。絵本の仕事としては、The Three Little Pigs: An Architectural Tale、Cinderella: A Fashionable Taleなど。

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Cenerentola una favola alla moda(Edizioni Corraini)

2017.05.13

「パレットの上はどんな色?」第1回

本日は技法入門シリーズ、「パレットの上はどんな色?」が開催されました。
講師は画家の山本晶さんです。
16人の方が参加されました。

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今回の講座では、遊びながら描くことを通して、色について知ってみます。
色彩理論にとらわれず、日常的な体験や、今まで自分の中で培ってきた色の感覚を思い出して表現します。 

今日のテーマは、「味を色で表現する」。
味覚を色で置き換えます。
甘い、辛い、苦い、すっぱい、渋い、など思いつく味覚から3つを選びます。
その味覚から想像できる色の絵具を白い画用紙に塗って、オリジナルの色紙をつくります。
「お茶の渋さ」「いちごの甘さ」「レモンの酸っぱさ」など、さまざまな色紙ができました。

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次に、自分で作った色紙と、市販の色紙を使って、一つの味覚の配色を作ります。
フリーハンドではさみやカッターでカットし、配置を考え、作った配色の上から白紙の「窓」をあてて、構図を選びます。
決定したら糊で貼り、A4サイズに切り抜いて完成です。

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最後に出来上がった作品を並べて鑑賞しました。
「桃の甘さ」「唐辛子の辛さ」など参加者の方それぞれのテーマで、色と形を使い表現しました。

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続きはまた来週。
次は「身の周りの色のパレット」を作ります。

2017.05.07

おみやげにいかがですか

展覧会の会場では、収蔵作品をあしらったクリアファイルを販売しています。
使いやすいA4サイズで、1枚 300円です。

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展示中の寺田政明《灯の中の対話》(1951年)もクリアファイルになっています。

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ろうそくを挟んで2匹のねずみが生き生きとおしゃべりをしている作品です。
展覧会の記念にぜひどうぞ。

2017.05.06

館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」ギャラリートーク

本日5月6日(土)は担当学芸員によるギャラリートークを行いました。
今日もとても良いお天気で、散策の途中に立ち寄られた方も多かったようです。
38人の方にご参加頂きました。
スライドで、展示作家、作品について担当学芸員がお話ししました。

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その中から一部の作品をご紹介します。

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浜松小源太《世紀の系図》(1938年)
展覧会の第2章「シュルレアリスムと戦争の影」より。

1920-30年代に日本を席巻したプロレタリア美術は、治安維持法違反で弾圧を受け、終焉を迎えました。入れ替わるように流行し始めたのがシュルレアリスムです。
《世紀の系図》(1938年)を描いた浜松小源太は秋田県から上京後、板橋区志村の小学校の先生をしながら画家の活動をし、
シュルレアリスムに影響を受けた作品を描きました。
画面の中央には眠る赤ちゃんの姿が描かれていますが、よく見るとカーキ色の軍服に絡め取られそうになっています。その上には破れた旗も見えます。下に目を移すと、兜や鳥、オウム貝など、様々なモチーフが見え隠れしています。
長い戦争に突入する時期の、閉塞した日本の状況を反映したような作品です。
浜松はビルマ(現ミャンマー)で戦死しています。

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麻生三郎《一子像》(1944年)
第3章「抑圧の時代と絵画」より。

1940年の大政翼賛会、大日本産業報国会の結成をはじめ国民を戦争へと総動員する体制が確立し
、その影響は美術界にも及びました。
言論や表現が制限された時代に、麻生、井上長三郎、松本竣介ら8人の画家達は新人画会を結成します。画材の制限がある中で、家族など身近なモチーフを描き、自分達のできる限りの展覧会を開きました。

麻生三郎《一子像》(1944年)は同年に誕生した長女を描いた、小さな作品です。
灯火管制の中で描かれたと考えられます。

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松本竣介《りんご》(1944年、寄託作品)
この作品の実物を近くで見ると指紋を確認できます。
これは画家自ら、画面に指を押し付けることで、子どもの肌の質感を出したようです。
松本が「俊介」から「竣介」に署名を変えた、初めての作品です。

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末松正樹《自画像》(1944年)
末松正樹は舞踊家として戦前のパリに渡り、戦時下のフランスでは捕虜として軟禁生活を送りました。展示では軟禁生活中の《自画像》(1944年)と色鉛筆による作品を併せて紹介しています。

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高山良策《1948年》(1949年)
第4章「『戦後』の人体表現」より。

1945年8月、15年間続いていた戦争が終わりました。
高山良策の《1948年》(1949年)は、1948年に起きた出来事を映画のモンタージュのように一つの絵に構成しています。
画面の中には、当時高山が勤務していた東宝の労働争議の様子も描かれています。

本展覧会のギャラリートークは今日でおしまいです。
お越し頂いた皆様ありがとうございました。

6月10日(土)には、大谷省吾氏(東京国立近代美術館美術課長)による記念講演会「絵画に託されたメッセージを読み解く」が開催されます。 
当館1階講義室にて、14:00〜15:30。
申込不要、聴講無料、先着100名です。
当日会場へ直接お集まりください。
ご来館お待ちしております!

2017.04.30

おさんぽ日和です

ゴールデンウィークは美術館周辺を散策するのにぴったりの時期です。

今日はオススメお散歩コースをご紹介します。
このコースでお散歩すれば、美術・歴史・自然を堪能でき、リフレッシュできることまちがいなしです!

板橋区立美術館【スタート!】
館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」
コレクションの中から社会や事件をテーマにした作品を紹介し「絵画」が何を「告発」したのかを検証します。また日本画家の作品を特別展示しています。
会  期 4月8日(土)〜6月18日(日)
開館時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
観 覧 料 無料
休 館 日 月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)
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板橋区立郷土資料館
収蔵品展「Yes Nohgu!〜農具、それは一本の棒から始まった〜」
会  期 4月22日(土)~6月18日(日)
開館時間 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
観 覧 料 無料
休 館 日 月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)
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赤塚城跡
郷土資料館の横にある階段を上った先にあります。
今の季節は緑がまぶしく小鳥のさえずりもきこえます。
一息つくのにぴったりの場所です。
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ちなみに資料館前の溜池では釣りもできます!
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さてさて、美術と歴史と自然を堪能したところで、グルメへうつりましょう!
板橋区立美術館から下赤塚駅に向かう途中には、美味しいお蕎麦屋さんやパン屋さん、カフェやタイ料理のお店があります。

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拡大図はこちら↓
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※店舗情報は平成28年9月のものです。ゴールデンウィーク中の営業についてはお店へお問い合わせ下さい。

この他にも、区立赤塚植物園などの施設や、「江戸名所絵図」にも描かれている松月院や東京大仏で有名な乗蓮寺など、板橋区立美術館周辺は実はお散歩にぴったりのスポットなのです。
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※現在無くなっている目印もあります。ご留意ください。

ぜひ、お天気が良いこの時期にお散歩してみて下さい!

2017.04.29

ゴールデンウィークは板橋区立美術館へ!

現在開催中の館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」は、ゴールデンウィーク中も開催しています。
美術館前の公園の新緑もきれいな時期です。
お散歩とともに、板橋区立美術館にいらっしゃいませんか?

5月6日(土)14時からはギャラリートークを行います。
展示作家や作品について担当学芸員がお話します。

5月1日(月)は休館いたしますのでご注意ください。

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2017.04.15

館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」 親子でたのしむギャラリートーク

本日は親子でたのしむギャラリートークを行いました。

館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」を、担当学芸員と参加者でお話をしながら鑑賞しました。
今日は3枚の絵を取り上げ、約30分みんなで展示室を巡りました。

最初の作品は、寺田政明《灯の中の対話》(1951年)です。
絵の中に描かれたものや形に注目して想像しながら、みんなでお話をします。

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学芸員(以下、学)「何が描かれているだろう?」
参加者(以下、参)「ねずみさんがおしゃべりしている。ろうそくがある。」
「ねずみさんの眼がこぼれるくらい大きい。」
学「ねずみさんたちはどこにいるんだろう?」
参「あな。」「秘密基地。」「屋根裏かな。」
学「どこか狭いところなのかな。どんなお話をしているんだろう?隣の人と話してみてください。」
参「友達の思い出話かな。」
学「どんなポーズをしているかな?手の動きはどうだろう?」
参「左のねずみは立っていて、右のねずみは座っているかな。」
学「色はどうかな?」
参「青。」「白。」「赤。」
学「近くでよく見ると、色々な色が混じっているね。」
このようにみんなで話しながら鑑賞は進みました。

《灯の中の対話》の作者の寺田政明は戦後、板橋区前野町(通称ひぐらし谷)にアトリエを構え、以降板橋に暮らしました。
参加者にもおなじみの地域だったので、より作家を身近に感じてもらえたようです。
鳥や虫など生きものを描いた寺田政明。
ろうそくを挟んで2匹のねずみが生き生きとおしゃべりをしているこの作品から、作家の優しい人柄がしのばれます。

次の作品は芥川(間所)沙織《女》(1955年)です。

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学「この絵のタイトルは何かな。探してみてください。」
参「女。」
学「この人はどんな気持ちなんだろう。」
参「怒っている。」「悲しんでいる。」
学「なぜ怒っていると思う?」
参「とげ。(髪の毛が逆立っている)」「眼が赤い。」「叫んでいる。」
学「何と叫んでいるのだろう。隣の人と話してみてください。」…

寺田政明《灯の中の対話》は油絵でしたが、この作品はろうけつ染めです。
染めによる表情を間近で見てみました。

最後の作品は、井上長三郎《寓話》(1959年)です。
幅2mほどの大きな絵です。
遠くから眺めたり、近づいたりして、よく見てみます。

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学「ここでは何が起きているだろう?何が描かれているだろう?」
参「人がいる!」
学「何人の人がいるだろう?」
参「…4人いる。」
学「それぞれ何をしているのだろう。」

みんなで4人が何をしているのかおしゃべりしました。
左上の人は隣の人の声をうるさがっているように見える。
右上の人は大きく口を開けて、大声で笑っているのか。
右下の人は左下の人におしりを指されてびっくりしている…など。

絵の右上の黒い影が鳥やこうもりのようで気になるという声もありました。
みんなで絵を見ると、1人では気づけないことに注目することができますね。

学「作者はどんなことを描きたかったのだろう。隣の人と想像してみよう。」
参「同じ場所にいるけど、いろんな感情をそれぞれ持っている。」

作家は、人間の世界では実はみんな勝手にばらばらなことを行っていることを描いたそうです。
学校や会社でもそうかもしれないねという話をしました。

30分という短い時間でしたが、みんなで1つの作品についてお話することで、思いがけない発見が生まれました。

本展覧会での親子でたのしむギャラリートークは今日限定でしたが、
次回のギャラリートークは、5月6日(土)14:00より開催します。
ご参加は無料です。当日2階展示室ロビーへ直接お集まりください。

(参加者13名)

2017.04.13

今週末4月15日(土)は、親子でたのしむギャラリートーク

館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」開催中です。

今週末4月15日(土)は親子でたのしむギャラリートークを行います。
絵の中に描かれたモノや形に注目して、担当学芸員が参加者とお話をしながら作品を鑑賞します。
朝10:00より30分程度、ご参加は無料、当日展示室ロビーへ直接お集まりください。
大人の方だけでもご参加頂けます。皆様のご参加お待ちしております!

※画像は昨年の館蔵品展でのギャラリートークの様子です。展示作品は異なります。

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今日の美術館前の様子です。
だいぶ暖かくなり、桜もそろそろ見納めです。
公園のお散歩とともに、展覧会にぜひお越しください。

▼館蔵品展「絵画は告発する/特別展示 板橋の日本画」について詳しくはこちらをご覧ください。

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