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2016.12.18

ひよこ・たぬきアトリエ 私の住みたい、木のおうち

本日12月18日(日)はひよこ・たぬきアトリエ「私の住みたい、木のおうち」を行いました。

講師はただいま開催中の展覧会、「発信//板橋//2016」展のコミッショナーであり、彫刻家の深井隆さんです。
出品作家の白石顕子さんもお手伝いしてくださいました。

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多くの木彫作家が使っているという、くすのきに絵を描きます。
深井さんがおうちの形に切って準備してくださいました。
削ったばかりのくすのきの匂いをみんなで嗅いでみました。
昔から虫除けにも使われています。

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はじめにアクリル絵の具で屋根を好きな色に塗ります。
絵の具を塗ることが初めてのお子さんもいて楽しそうでした。

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屋根の絵の具が乾くのを待つ間、みんなで2階の展覧会を見ました。
展示されている深井隆さんの作品にもくすのきが使われています。
先生の作品を子どもたちもじっと見ていました。

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お部屋に戻っておうち作りの続きです。
ペンを使って細かく描きこんでいきます。
馬のおうちだったり、パーティーをしていたり、家族を描いたり、ほんとうに様々です。

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できあがったら1つのテーブルに並べます。

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最後にみんなで鑑賞会をしました。
おうちに飾って楽しんでくださいね。

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2016.12.16

白石顕子さん展示風景

「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展、開催中です!
今日は白石顕子さんの展示風景をご紹介します。

板橋区に生まれ育った白石さん、本展では集合住宅をモチーフにとした油絵を展示しています。
高島平や西台にある団地など板橋の風景に、江戸を含む様々な風景を重ねて描いています。

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画像:『手紙』2012~2016年/油彩、キャンバス/162×486cm

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『手紙』は現代の集合住宅に、江戸時代の長屋の屋根の形を組み合わせて描かれています。
少しずつ重ねられた油絵の筆致が印象的で、斜めから見ても表情が違って面白いです。
ここは白石さんご自身のおすすめ鑑賞地点です。

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画像:『日を重ねる』2012~2016年/油彩、キャンバス/162×648cm

当館所蔵の屏風、狩野尚信『富士見西行・大原御幸図屏風』を見て制作された『日を重ねる』。
左側は富士見西行図屏風の富士山と、板橋の自宅マンションから見える富士山のイメージを重ねて描かれています。「土地の長閑さを映すような余白は、東京にありながらも穏やかな板橋に似ていると思いました。」と白石さんは語ります。絵具を重ねられた余白の描写に注目です。
建物が描かれている右側は、お勤め先で日々押印する「出勤簿」の景色を意識して描かれたそうです。
1年分が1枚にまとまった出勤簿のマス目が印で埋められているのを眺めるのが好きだという白石さん。『日を重ねる』というタイトルはそんなところにも由来していそうです。
大きな画面に描かれた絵の具のマチエールの面白さを、展覧会で実際にご覧ください。

【作家プロフィール】
白石顕子(しらいし あきこ)
1980年東京都板橋区生まれ、板橋区在住、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻修了。2012年個展「レスポワール展」(銀座スルガ台画廊)、2013年個展(銀座スルガ台画廊)、2015年「昭和会展」(日動画廊、東京)

【作家コメント】
江戸屏風で気になったのは、狩野尚信の余白です。土地の長閑さを映すような余白は、東京にありながらも穏やかな板橋に似ていると思いました。また、板橋の団地や江戸を含む様々な風景を重ねて建物を描きました。自分がここにいることを理解する制作になり、絵はどことなく私に似たようです。

▼「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展
展覧会について詳しくはこちら

2016.12.10

根付の素材でアクセサリーをつくろう!

本日はワークショップ「根付の素材でアクセサリーをつくろう!」を行いました。
講師は、開催中の「発信//板橋//2016 江戸—現代」展の出品作家である人見元基・狛さんです。

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はじめに、根付についてわかりやすくレクチャーしていただきました。
江戸時代、和服には現代の洋服のようにポケットが無いので、根付は、男性の装身具である巾着・印籠・たばこ入れ等を帯に挟んで腰に下げて持ち歩くときに、留め具として使用されていました。
根付には、いくつか制約があります。
・手のひらにおさまるサイズであること
・細い部分などは折れてしまうのでまるいフォルムであること
・紐を通すための穴が2つあること
このような制約がある中で、驚くほど細密で多彩な表現が施されました。
明治時代以降は欧米の人々を中心に蒐集されたものも多く、海外からも高い評価も受けています。

そして、1970年代頃からは「現代根付」として素材やモチーフが多様化し、現代にいたるまで様々な表現がなされています。
まさに、江戸と現代を結ぶ美術品が根付です!

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(画像は人見さんの新作根付です!)

今日は、そんな根付の素材を使ってアクセサリーを作ります。
鹿の角や、ツゲ、黒檀、ピンクアイボリー、パープルハートといった木を使います。

はじめに、素材を切断します。

次に、切った素材を磨きます。

そしてアクセサリーとして使えるように穴をあけます。

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また、希望者には、江戸時代の根付にも使われていた「矢車染め(やしゃぞめ)」という技法も体験していただきました。
夜叉五倍子(やしゃぶし)の実からできる夜叉液で5〜10分ほど煮込むと深い黄色に染まります。
煮込む時間によって色の濃さが変わります。

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みなさん、思い描いたアクセサリーが出来上がったでしょうか?
ご参加頂きありがとうございました!
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2016.12.10

山口晃さん展示風景

「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展、開催中です。
今日は山口晃さんの展示風景をご紹介します。

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展示室に入ってまず目に飛び込んでくる四曲一双の『Tokio山水(東京圖 2012)』。
以前、岩佐又兵衛(1578〜1650)の「洛中洛外図屏風」(東京国立博物館所蔵)を見て、その執拗な描写に感銘を受けたことから制作に到った作品だそうです。カンヴァスに墨で描かれています。
先日のトークイベントでは、制作中のエピソードを明かされていました。初めに墨に筆を浸してから、墨がきれて擦れて見えなくなるまで描くということを、建物を描くにあたりご自身に課したそうです。さらに筆も取り替えないことで穂先が擦れて線の表情が変わってくることで、絵に不思議な奥行きが出てきたというお話でした。
江戸から明治、大正、昭和、平成の特徴的な建物や施設が並置され描かれている点や、場所による雲の形の違い、春夏秋冬の描かれ方にも注目です。

今回、本展覧会のための新作『オービタル ランドルト環』も出品されています!
そのほか木版画『新東都名所シリーズ』、日本橋三越を描いた三作品も展示されています。
ぜひ展覧会でご覧ください。

【作家プロフィール】
山口晃(やまぐち あきら)
1969年東京都生まれ、群馬県桐生市に育つ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。2010年「第17回シドニービエンナーレ『THE BEAUTY OF DISTANCE: Songs of Survival in a Precarious Age』」、2012年「望郷 TOKIORE(I)MIX」(メゾンエルメス8階フォーラム、東京)、2015年「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」(水戸芸術館現代美術ギャラリー)

【作家コメント】
『Tokio山水』は、東京山手線内の範囲を江戸期から現在に至る建造物を取混ぜて描く。三越の三作は景観年代を逆に積み上げ、百貨店の上に越後屋が乗る形で表し人々が入混ぢる。『新東都名所シリーズ』は、東京のランドマークを土地・建物の成立ちを反映させた仮想の建造物として描く。

▼「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展
展覧会について詳しくはこちら

2016.12.09

深井隆さん展示風景

「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展、開催中です。
今日は本展覧会のコミッショナーで出品作家である深井隆さんの展示風景をご紹介します。

今回『月の庭-旅-』という作品を展示しています。
20年ほど前から作り続けている「月の庭」と題した彫刻のシリーズの新作です。
これは禅寺にある、枯山水の庭をイメージしたものだそうです。
馬と月などをモチーフに作家自身の内にある物語や思考が込められています。

ほの暗い空間に浮かび上がる馬たちと球体。
展示室に入るとほのかにくすのきの香りがします。
床や壁に落ちた影の形も面白いです。

深井さんは、ぜひ彫刻の周りを歩き回って、対話をしながら見て頂けたら、と語られています。
静謐な空間に身を置いてご覧ください。

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【作家プロフィール】
深井隆(ふかい たかし)
1951年群馬県生まれ、板橋区在住、東京藝術大学美術研究科彫刻専攻修了。2013年「物質と彫刻」(東京藝術大学大学美術館陳列館)、2013年「国際木彫芸術交流展」(三義木彫美術館、台湾)、2015年個展(高島屋美術画廊X、東京)

【作家コメント】
「月の庭」と題した彫刻は、禅寺の枯山水から発想を得たものです。庭を前にすると、心の中にいろいろな想いが浮かんだり消えたりします。私自身の内にある物語や思考を込めた「月の庭」から「何か」を感じていただけたらと思っています。

▼「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展
展覧会について詳しくはこちら。

2016.12.04

発信//板橋//2016 出品作家によるトークイベント

昨日(12月3日)よりオープンした「発信//板橋//2016」の出品作家によるトークイベントを開催し、7人の出品作家にお集まりいただきました。
最初に、出品作家でコミッショナーでもある深井隆さんが、本展の概要や板橋とご自身のかかわりなどをご説明くださいました。
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その後、6人の作家がそれぞれ、ご自身の作品や制作について、順番にお話いただきました。
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初期作品からの変遷や、制作工程を説明してくれる作家さんもいれば、新作の制作秘話を明かしてくれた作家さんもいました。写真と共にお話いただきました。
作品もそれぞれですが、語り口もまたそれぞれ。参加くださった方もみなさん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。トークを聞いてから作品を見ると、また新たな発見があったのではないでしょうか。(聴講約80名)

2016.12.03

「発信//板橋//2016 江戸ー現代」コミッショナー・深井隆さんの展覧会

「発信//板橋//2016 江戸ー現代」の展覧会コミッショナー・深井隆さんの出品する展覧会が、ご出身の高崎市で始まっています。

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高崎市美術館コレクション 5つの部屋+I(プラス アイ)
平成28年12月2日(金)~平成29年1月21日(土)

高崎市美術館には5つの展示室があります。また、高崎市の芸術的パトロンであった事業家・井上房一郎の旧邸を併設しています。この展覧会では、それぞれの展示室に「動物たちの部屋」「顔のある部屋」「いろとかたちの部屋」「木の部屋-深井隆の世界」「孔版画の部屋-没後30年 福井良之助」、旧井上房一郎邸では「美術とくらす家」といったテーマを設け、当館のコレクションを中心に多彩な角度から美術鑑賞を提案し、コレクションの新たな魅力をご紹介します。
(高崎市美術館のホームページより)

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「木の部屋-深井隆の世界」として、まるごと一部屋深井隆さんの作品をご覧頂けます。
「発信//板橋//2016 江戸ー現代」と合わせて、ぜひお出かけください。
詳しくは高崎市美術館のホームページをご覧ください。(こちら

2016.12.03

発信//板橋//2016 オープンしました

本日12月3日より、「発信//板橋//2016 江戸ー現代」が始まりました。
彫刻家の深井隆氏をコミッショナーに迎え、7人の現代作家を紹介しています。
本展のためにみなさん新作も作ってくださいました。
中には、当館の江戸美術コレクションと関係のある作品もあります。
ぜひ会場でご覧ください。

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普段の板橋区立美術館とはがらりと違った雰囲気となっています。
年明け1月9日まで、みなさまのお越しをお待ちしております。

2016.12.02

いよいよ明日から開催します!「発信//板橋//2016 江戸ー現代」

いよいよ明日12月3日(土)より、「発信//板橋//2016 江戸ー現代」展が始まります。

板橋区からの新たなアートの発信を目指した「発信//板橋」シリーズ。3回目を数える2016年度は、板橋区在住の彫刻家である深井隆氏をコミッショナーとしてお迎えし、現代の美術に江戸の美術を重ね合わせた表現をテーマとしました。

出品作家は、奥畑実奈、川島大幸、清塚紀子、白石顕子、人見元基・狛、深井隆、山口晃(敬称略・50音順)です。
絵画、版画、彫刻、根付、蒔絵によるネイルアートなど、多様な表現による7人の作家の作品を板橋から発信します。

出品作家全員の新作を含めた、この展覧会でしかご覧になれない空間ができております。
ぜひお越しください!

展覧会について詳しくはこちら

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2016.12.01

発信//板橋//2016 江戸—現代 準備風景

12月3日(土)から板橋区立美術館で開催する「発信//板橋//2016 江戸—現代」展の展示準備が始まりました!
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配置や照明など、展示方法によって作品は全く違う印象になります。
7名の作家さん全員が実際に来て、当館で考え抜いた構成はここでしかご覧頂けません!

オープンまで、いよいよあと2日です。
どうぞお楽しみに!

会  期:2016年12月3日(土)~2017年1月9日(月・祝)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休 館 日:月曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)
観 覧 料:一般400円、高校・大学生200円、小・中学生無料
*土曜日は高校生は無料で観覧できます
*20名以上団体・65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)