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2014.07.20

2014ボローニャ展図録

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今年のボローニャ展カタログも、盛りだくさんの内容です。会場で、ぜひお手にとってご覧ください。2Fミュージアムショップでは2300円で販売しています。

入選作家の作品や情報、審査員のコメントはもちろん、特別展示作家の三浦太郎さんと刀根里衣さんのページも充実しています。三浦さんと刀根さんそれぞれへのインタビューでは、制作の経緯や絵本づくりについて、二人ともじっくりお話しています。

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カタログの表紙にも注目!こちらはスイスのイラストレータードュオ「イッツ・レイニング・エレファンツ」の描き下ろしです。彼女たちは、2012年にボローニャ展に入選して 「ボローニャSM出版賞」を受賞し、翌年にはBIBブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプリに輝き、今注目を集める若手です。表 紙をよーく見ると・・・有名な絵本の主人公たちがいっぱい!自分のお気に入りのキャラクターも登場しているかもしれません。この原画は会場で展示していますので、多彩な鉛筆のタッチを間近にご覧ください。正面玄関の自動ドアにも表紙の絵が貼ってありますよ!

ちなみに、BIB展受賞作家の作品は、7月19日より平塚市美術館で始まった「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」でご覧頂けます。もちろん「イッツ・レイニング・エレファンツ」の作品もたっぷり楽しめます。平塚市美術館とボローニャ展とちひろ美術館では、夏の絵本展期間中に入館料の相互割引もしていますので、ぜひお出かけください。くわしくはこちら

2014.07.20

ラテンアメリカの絵本を見てみましょう

近年、アルゼンチン、ブラジル、メキシコなど中南米の児童書が注目を集めています。昨年のアストリッド・リンドグレーン記念賞(ALMA)に輝いたのは、アルゼンチンの絵本作家イソールさん。そして今年3月のボローニャ・ブックフェアでは、ブラジルがゲスト国となり、会場内ではブラジル絵本に関するイベントがいくつも行われました。そんな中、ブックフェア期間中に発表された国際アンデルセン賞画家賞に輝いたのも、同じブラジルの絵本作家ホジェル・メロさんでした。今年のボローニャ展でも、アルゼンチンとチリから一人ずつ入選作家が輩出しています。

そんなわけで、今回はスペイン語翻訳家で、スペインやラテンアメリカの絵本を熱心に日本に紹介している宇野和美さんにご講演いただきました。ALMAを受賞して日本でも注目されているイソールの絵本は、宇野さんが翻訳を手がけて日本語で出版されたタイトルもあります。子どもの気持ちをとらえたストーリーにはファンも多いのではないでしょうか。そのほか、独特のユーモアあふれた絵本や、中南米の子どもたちをありのままに描いた絵本、ラテンアメリカに伝わる民話をもとにした絵本など、ご自身で買い集められた絵本をたくさん持って来てくださり、1冊1冊のストーリーを追いながら作家の特徴や見どころをお話くださいました。壁には中南米の地図も掛けられ、宇野さんが作家や編集者から直接聞いたお話もあり、ラテンアメリカの絵本が身近に感じられた講演会でした。(聴講約40人)

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2014.07.19

紙はんがで絵本をつくろう!

本日、ひよこ・たぬきアトリエ「紙はんがで絵本をつくろう」が開催されました。講師は、絵本作家のむらかみひとみさんです。

厚紙で版を作り、版画をして、さらに絵を描いたりコラージュをして絵本の形にするという、プロセスがいくつかありましたが、みんな頑張って、すてきな絵本を完成させました。

とてもシンプルな技法ですが、味わいのある仕上がりになります。

版画の魅力を再発見しました。

 

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2014.07.18

一時保育とギャラリートーク

本日、一時保育とギャラリートークが開催されました。

お母さんたちは、お子さんを預けて、ゆっくりと展覧会鑑賞を楽しんでいらっしゃいました。

 

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2014.07.16

秋篠宮妃紀子さまと眞子さま

秋篠宮妃紀子さまと長女眞子さまが、ボローニャ国際絵本原画展ご覧のためにご来館されました。特別展示作家の刀根里衣さんより説明を受け、絵本を手にとってご覧になっていました。かねてより絵本にご関心をお持ちのお二人は丁寧に作品をご覧になり、様々な国のイラストレーターによる、多様な絵本表現を楽しまれていました。

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2014.07.13

マグダレナ・クウォシさん講演会

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昨日までの夏のアトリエの講師を務めてくださったマグダレナ・クウォシさんの講演会を開催しました。通訳は引き続き森泉文美さん。5日間一緒にワークショップを引っ張ってくれた2人です。
今日は、ポーランドでの自身の絵本づくりについて講演くださいました。広告代理店で活躍していたマグダレナですが、だんだんと自分の中に違う価値観が芽生えてきて、母親になったということもあり、ヴィトフルニャ出版を立ち上げることになったそうです。
マグダレナは、ポーランドの小児科医、孤児院長で作家でもあったコルチャックが語った「子どもというものはいない、人間がいるのだ」という思想に共感していると言います。たとえ小さくとも、子どもも大人と同じで、1人の人間だという考え。優しい笑顔の中にも本作りへの強い意志が伝わってきました。
最初に取りかかった仕事は、1960年代のポーランドの絵本の復刻です(まだ鉄のカーテンのあった頃ですが、それでも何か新しいことを求める人たちが沢山でてきた時代だったそうです)。そうした素晴らしい60年代の絵本を自分の基準として、その後、オリジナルの絵本を出版し始め、これまでにさまざまな新しい絵本を出版しています。古典的なテキストに斬新な絵を組み合わせたり、難しいテーマに挑戦したり・・・
また、ボローニャ・ブックフェアのお話も。沢山の出版社が集まるブックフェアには、マグダレナのように高い志で新しいことにチャレンジする人たちもいます。マグダレナたちもボローニャでたくさんの出会いがあるそうです。もちろん今回の来日も、ボローニャでの出会いがきっかけとなりました。
マグダレナは、つねにアンテナを高くして絵本のヒントを探しているそうです。ヴィトフルニャ出版の次の仕事が楽しみです。(聴講約100人)

 

2014.07.13

夏のアトリエ5日目

あっと言う間の5日間。「夏のアトリエ」は12日が最終日でした。午前中までは制作を続け、午後は各自の作品のプレゼンテーションです。参加者の多くが、前日の帰宅後も制作したり、展開を考え直したり、あるいは朝早めに来て制作を続けたり。5日間で絵本を完成させることは目指していませんし、スタートラインに立つことがこのワークショップの目的ではありますが、でも、出来る限り制作を進めてプレゼンテーションにのぞもうと、みんな必死です。
午後2時、部屋を片付けて、ラジオ体操でリラックスしたら、プレゼンテーションの始まり。一人3分間で作品を紹介します。それに対してマグダレナと参加者から、さまざまな意見や提案があって、大きな励みとなり参考になったのではないでしょうか。

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今回は、「Homo lector」という大きなテーマに立ち向かいながら、ストーリーを考えるところから始めて、24ページの構成を練り、ラフスケッチを作り、原画を何点か完成させる人もいました。一人が1冊の絵本を作るという課題でしたが、仲間と意見を交換したり他人の作品を見ながら制作するというプロセスにはみなさん大きな刺激を受け、そしてマグダレナの優しさに溢れた対応には本当に心動かされたようです。
アトリエの最後にマグダレナは、「作品を完成させたら私に見せてください。楽しみにしています」と言って、手書きのメッセージカードと「Homo lector」のポスターを贈り、そして、両手を広げて1人1人を優しくハグしました。みなさん5日間おつかれさまでした。この夏のアトリエが、今後の制作の励みとなりますように!

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ちなみに通訳の森泉さんも、夏のアトリエのためにローマから来てくれました。マグダレナが最後に「みんな私のこと優しいって言うけど、アヤミ(森泉さん)がうまく訳してくれるおかげかもよ!」と言っていた通り、講師と通訳と参加者がみんなで一緒に作り上げるワークショップです。

 

2014.07.11

夏のアトリエ3日目

夏のアトリエも折り返し地点です。昨日の予告通り、今日は朝10時から発表をしました。持ち時間3分を全員しっかり守って簡潔に自分のプロジェクトの内容を説明しました。「読む人(Homo lector)」という今回のテーマに直接関連しているものもあれば、そうでないものもありますが、一昨日のディスカッションや、昨日の仲間と机を寄せての作業はとても効果的だったようです。マグダレナとの相談で話の展開を考えなおしたり、結末を迷っていたり、複数のアイディアを持っていたり、みなさんこれから練っていくことになると思いますが、一つとして同じものはなく、参加者全員が自分の作品を作り始めています。マグダレナもみんなの発表に大満足の表情でした。
その後、今日は各自作業を続けることになりましたが、マグダレナは1人ずつ作品ファイルを見てアドヴァイスをし、その合間には、制作に行き詰ったり迷ったりしている参加者を励まします。参加者の声に根気強く耳を傾けるマグダレナと、的確な通訳でつないでくださる森泉さん、そして仲間たちに囲まれての制作。普段は1人で作業することの多いイラストレーターさんたちだと思いますが、この5日間にたくさんの刺激をもらってください。夏のアトリエも佳境です。
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2014.07.09

今年のミュージアムショップ

今年もボローニャ展限定のミュージアムショップがオープンしております。今年も他ではなかなか手に入らない商品をたくさん取り揃えていますので、こちらも楽しみにご来館ください。
特別展示の三浦太郎さんのオリジナルグッズは、もちろんワークマン!ボローニャの町の中で荷物運ぶワークマンたちが、クリアファイル、トートバッグ、パスタ皿に。Tシャツは出品作品のひとつから。このポーズ、なんだか見覚えのあるような・・・
もう一人の特別展示、刀根里衣さんのオリジナルグッズは、昨年から大人気のかえるのぴっぽ。今年はスペインで出版された絵本の原画から、いくつかの場面をクリアファイルや絵はがきにしています。

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2014.07.09

夏のアトリエ2日目

夏のアトリエ2日目。昨日とは打って変わってすっかり打ち解けた雰囲気です。
昨日のディスカッションをふまえ、朝、マグダレナは「〈読む人〉全員から好かれるなんてことは不可能だし、そんな必要はない」と言い、これから始まる制作を前に、参加者を励ましました。
今日からは、それぞれのプロジェクトを進めていきます。でも、一人で黙々と作業するのではなく、昨日作ったグループで机を寄せ、話し合いながらの作業です。偶然集まった仲間たちですが、きっとお互い刺激をもらえるはずです。
一方、マグダレナは森泉さんと2人でテーブルの間を回って、一人ひとりのプロジェクトを見て回りました。参加者の説明にじっと耳を傾け、丁寧にアドバイスをしていきます。マグダレナの優しい笑顔に励まされる人も多いのではないでしょうか。
明日の朝、ひとり3分の持ち時間で自分のプロジェクトのプレゼンをしてもらいます。絵のスタイルや技法、フォーマットなどは自由。ルールはひとつ、最低24ページ、それ以上の場合は8の倍数ずつ増やすこと。もちろん数日で完成させるのは難しいけれど、できるかぎり制作を進めます。
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