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2016.03.18

カフェ・ボローニャ

夏のボローニャ展には欠かせないカフェ・ボローニャが、「婦人之友社『子供之友』原画展」の会期中もオープンしています。
ブックショップには、竹久夢二、村山知義、武井武雄など関連書籍や、月刊誌『婦人之友』などを取りそろえています。『子供之友』の原画の絵はがきや、竹久夢二のグッズも充実しています。
カフェのメニューには、定番の手作りパンやお菓子に加えて、雑誌『かぞくのじかん』(婦人之友社刊)掲載レシピにも挑戦中!
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さらに今回はホカホカの肉まんやあんまんも登場して、いつもとはひと味違ったカフェ・ボローニャです。
展覧会の前後にぜひご利用ください。

2016.03.17

赤塚梅まつり 3月19日・20日

毎年恒例の「赤塚梅まつり」、今年は3月19日・20日です。
例年よりも遅めの開催のため、梅の花の盛りは過ぎてしまいましたが、
売店やイベントもたくさん予定されていますので、
婦人之友社「子供之友」原画展の鑑賞にあわせて、梅まつりもお楽しみください。

赤塚梅まつりの公式HPはこちら↓

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_event/016/016991.html

なお、美術館前に設置される舞台でのイベントも多く予定されております。
とくに下記の日時は大きな音が出ることが予想され、展示室内にも響く可能性がございます。
太鼓演奏(雨天中止)
・木島平村鬼島太鼓 19日(土)14時〜15時(途中休憩あり)
・成増天神太鼓   20日(日)10時〜10時45分

梅まつり当日、美術館周辺はかなり賑わいます。
静かにご鑑賞になりたいという方は、上記時間帯を避けてお越しください。

2016.03.17

『子供之友』と自由学園

婦人之友社の創業者である羽仁もと子・吉一ご夫妻は、自分たちの理想の学校を作ろうと、1921年(大正10)に自由学園を創立しました。「生活即教育」を学園の信条としてかかげ、独自の教育を展開させて、現在も多くの人材を輩出しています。学園の校舎は、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの設計で建設され、現在は重要文化財・自由学園明日館として知られています。
1930年代以降の『子供之友』は、自由学園生徒たちの作品を誌上に掲載するなど学園との連携を深め、学園卒業生の活躍の舞台ともなってゆきました。

このように『子供之友』にゆかりの深い自由学園の方々も、婦人之友社『子供之友』原画展にお越しくださっています。先日は、女子部中等科の現役生のみなさんが鑑賞に来てくれました。村山籌子・村山知義による「三びきのこぐまさん」を子どものころに読んでいたという生徒さんもいて、それぞれに原画展を楽しんでくださったようです。
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2016.03.15

婦人之友社『子供之友』原画展 図録

婦人之友社『子供之友』原画展の図録は、展覧会場で販売中です。
図版をたくさん掲載し、充実した内容となっています。1冊1800円(税込)。
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図録には、1915年9月号の附録の復刻も付いています。
切り抜いて組み立てると犬と猫が出来上がります。どうぞご自宅でお楽しみください。
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2016.03.13

ひよこ・たぬきアトリエ「新聞紙とセロハンテープで動物を作ろう!」

本日、ひよこ・たぬきアトリエ「新聞紙とセロハンテープで動物を作ろう!」が開催されました。講師は、絵本作家のたなかしんさんです。
関西で活躍されているたなかさんですが、はるばる東京まで来てくださいました。

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今回は、身近な新聞紙を使って、とっても可愛らしい動物を作ります。

新聞紙を裂いたり、ねじったり、まるめたりしながら、動物のパーツを作ってセロテープでとめていきます。大変シンプルな作り方ではありますが、手足は手前につけるとか、テープの固定の仕方など、ちょっとしたコツがあります。

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そして、あっという間に、個性豊かな動物たちが完成しました。
最後に作品を並べて発表会。動物たちの名前を発表してもらった後、記念撮影をしました。

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たなか先生は、皆さんの作品の仕上がりが想像以上に素晴らしかったとおっしゃっていました。またおうちでも作ってみてくださいね。

2016.03.08

講演会『子供之友』の画家たち

3月6日には、刈谷市美術館の松本育子さんにお越し頂き、「『子供之友』の画家たち」と題して現在開催中の展覧会について講演会を開催しました。

婦人之友社『子供之友』原画展は、松本さんが中心になって企画してくださいました。パワフルさと緻密さを持ち合わせる松本さんは、内藤ルネ展、宇野亜喜良展、井上洋介展など、数々の展覧会を手掛けてこられました。今回の展覧会も、松本さんの熱意と婦人之友社のご協力のおかげで実現したものです。なお、刈谷市美術館での開催は、来年の春を予定しています。

さて、講演会では、創刊号(1914年4月号)、震災記念号(1923年10月号)、1924年3月号の3冊を中心に、創刊から休刊する1943年までの表紙も通覧しながら、『子供之友』における画家たちの活躍についてじっくりお話いただきました。
今回の展覧会の調査で浮かび上がってきたことの一つは、『子供之友』で活躍した画家たちは、バトンタッチして徐々に世代交代していきましたが、どの時期においても、グラフィック力の高い画家たちが活躍していたことだそうです。画家たちが、タブローを描くときとは異なり、印刷というプロセスを経て発表されることを念頭に制作した跡が、原画から見て取れるとおっしゃっていました。また、『子供之友』の雑誌としての魅力を検証するためにも、画家や絵の面からだけでなく、作家や編集といった多面的な視点でとらえることも今後の課題としたいと締めくくられました。
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(撮影:大柳陽一)

講演会の日は、日中はお天気に恵まれ、多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました(聴講約80人)。
今週は、お天気が崩れたり寒さがぶり返すこともありそうですが、美術館前の公園の梅は、見ごろを迎えています。展覧会もそろそろ中盤。みなさまのご来館をおまちしております。

2016.03.08

『子供之友』と武井武雄

婦人之友社『子供之友』原画展では、北澤楽天、竹久夢二、村山知義、武井武雄の4人の画家を中心に展示しています。今回は武井武雄を紹介しましょう。

こちらは、河井酔茗のリズミカルな詩に合わせて、風呂敷や箱の中から何が出てくるのか、まるで手品師のように披露してくれる男の子を描いた作品。デリケートな線描表現や子どもの表情には、この時期の武井らしい特徴が出ています。
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武井武雄「おみやげ」原画 『子供之友』1924年10月号 婦人之友社蔵

1920年代より童画家として多数の雑誌や書籍で活躍した武井にとって、そのスタート点にあたるのが『子供之友』における仕事です。同誌では1920年代を中心に活動しました。武井は戦災によって若い頃の作品の多くを失ってしまったため、本展で出品している1920年代の原画は大変貴重な作例です。ぜひ会場で、武井の繊細で美しい描線や、瑞々しい色彩を間近にじっくりとご覧ください。

現在の長野県岡谷市に生まれ育った武井は、東京美術学校時代から池袋近くに暮らしていました。戦中に郷里に疎開しますが、戦後は板橋区南常盤台にアトリエを構え、同地で亡くなるまで過ごしました。板橋区立美術館にとっては、区ゆかりの画家でもあります。

2016.03.05

赤塚の梅が咲いています

こんにちは。

日を追うごとに春らしくなってきました。今日はくもりなので写真うつりは今ひとつですが、

美術館の前の梅はだいぶ花開いてきました。

長い冬を耐えて咲き誇る梅の姿は、同じように寒さにふるえてきた私たちに響くものがあります。

美術館にお出かけの際には、ぜひ赤塚の梅を愛でて春を感じて下さいね。

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2016.03.05

『子供之友』のしかけ

1910年代後半(大正時代半ば)、『子供之友』にはさまざまな「しかけ」が用いられていました。
この時期を通じて見られるのが、「観音開き」や「片面開き」といったページが広がるしかけです。
さらに、1917年(大正6)の一時期には、ポップアップやジャバラ本といった手の込んだしかけも見られます。

展覧会場では、この時期の原画と雑誌を展示して、北澤楽天をはじめとした画家たちが筆をふるった『子供之友』のしかけを紹介しています。
さらに、会場の一角には映像も用意しており、ページの転換の仕方やポップアップが立ち上がる様子などを、動画でご覧いただけます。
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2016.03.01

中島京子さん講演会

2月27日、作家の中島京子さんによる講演会「子どもの本と『小さいおうち』の時代」を開催しました。

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中島さんの『小さいおうち』(直木賞受賞)は、昭和初期の家庭を女中の目を通して描いた名作です。モダンな住宅、会社員のやさしい旦那様、美しい奥様、かわいい坊ちゃん、そして気の利く女中。当時新しく台頭した中間層の家庭が小説の舞台です。戦争が近づく時代ではありますが、作品中には豊かな都市文化も丁寧に描写されています。

『小さいおうち』の時代に重なるのは『子供之友』の後半期ですが、講演会では、国木田独歩の『武蔵野』を導入に、日本の近代以降の都市や郊外の形成、そして都市文化や「大衆」の成立からお話が始まりました。また、そうした時代に創刊された『子供之友』を見ると、第一線の画家たちが素晴らしい作品を残し、いかに子どもたちを大事にして情操教育を重視していたことがよく分かると驚かれていました。しかし、『小さいおうち』にも描かれる戦中期に入ると、『子供之友』も厳しい時期を迎えます。休刊を余儀なくされる頃には、誌面に時局が表れることも指摘されました。

自由学園や当時の雑誌文化、さらに小説中のエピソードにも触れながら、大正~昭和の時代をふりかえる講演となり、『子供之友』から現代の私たちが学ぶべきたくさんのことに気づかせてもらいました。(聴講約60名)

板橋区立美術館のあたりには、中島さんが幼い頃に親しんだ懐かしい風景が残っているとのこと。
美術館前の公園では、そろそろ梅も見ごろを迎えます。植物園も近くにありますので、お天気のいい日には、お散歩もおすすめです。