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美術館ニュース

11月24日(土)に鑑賞講座「江戸・明治の美術を行って見る」の第2回目を開催しました。
今回の訪問先は池上本門寺と大田区立龍子記念館です。

池上本門寺では、霊宝殿主事の安藤昌就さんにご案内頂きました。
まず、霊宝殿(展示室)で狩野派の絵画を鑑賞しました。
奥絵師の筆頭だった木挽町狩野家の作品を中心に展示されており、江戸後期の狩野派の流れがよくわかりました。
江戸狩野中興の祖である六代典信の力強い筆遣い、その息子の七代惟信の繊細な描写、そして八代栄信の洗練された表現などを堪能しました。写真は、戌年に描かれた栄信の書初めです。奥絵師は、正月二日に御用として徳川家のために書初めを行いました。

続いて墓所を巡りました。池上本門寺は狩野家の菩提寺なので、狩野派の絵師のお墓がとても多いのです。
写真は、その中でも一際大きな、江戸狩野の祖探幽の墓を解説して下さっているところです。この瓢箪型のお墓は、生前墓だそうです。

最後に本堂にお参りし、天井画を鑑賞しました。天井には龍が描かれており、これは池上本門寺と同じ大田区の馬込文士村に居を構えた川端龍子の絶筆です。

次に大田区立龍子記念館に訪れました。講師は学芸員の木村拓也さんです。
龍子記念館は画家の川端龍子によって設立されました。当時、自分の名前をつけた美術館は珍しく、多くの人に驚かれたようです。

まず、龍子公園にある旧宅とアトリエをご案内頂きました。

龍子公園は龍子が自ら設計した旧宅とアトリエが当時のまま保存されているので、彼の芸術観や制作の様子を感じることができました。
さらに今回は特別に旧宅の持仏堂に入らせていただきました!
戦後、龍子は自宅に持仏堂を建造し、三体の仏像を納めていました。

この部屋は当時から照明が無く、自然光の中で伝俵屋宗達《桜芥子図襖》の高精細複製を見ることができました。
また、襖の奥にある仏像を納めていた場所も拝見し、龍子の信仰心も実際に感じることができる貴重な機会となりました。

最後に12月9日(日)まで開催している「異国の情景 アジアへの情熱」展を拝見しました。

アトリエや旧宅といった制作活動の場を体感した後に作品を見ることで、より一層川端龍子という画家に親しむことができました。

池上本門寺と大田区立龍子記念館では普段体験できない貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。
第3回目はたばこと塩の博物館と郵政博物館に見学に行きます!

板橋区立美術館 > 美術館ニュース > 江戸・明治の美術を行って見る 第2回目
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