2018.03.11

お話を聞く会「落合・池袋・ニシムイ 子どもたちの見たアトリエ村」

「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展開催中です。
3月10日(土)はお話を聞く会「落合・池袋・ニシムイ 子どもたちの見たアトリエ村」を行いました。
講師は松本莞氏(松本竣介ご子息/建築家)、寺田農氏(寺田政明ご子息/俳優)、安次富隆氏(安次富長昭氏ご子息/プロダクトデザイナー)です。
本展で作品を展示している画家のご子息であるお三方に、アトリエ村育ちの子どもたちの目でアトリエ村や画家たちがどのように見えたのか、写真や地図のスライドを交えてお話頂きました。

トークは2部構成で、まずはじめに本展担当学芸員がアトリエ村の場所を簡単にご紹介したあと、アトリエ村の成立順(落合、池袋、ニシムイ)に、松本氏、寺田氏、安次富氏にお話を頂き、最後に鼎談を行いました。

まず松本氏に、下落合にあった松本竣介のアトリエ付き住居のつくりや、近所の林芙美子邸に遊びに行っていた思い出などをお話頂きました。落合は自然が多く長閑な環境で、画家だけでなく音楽関係の方も多く住み、文化的な雰囲気があったそうです。

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次に寺田氏に、お姉様から伺った寺田政明の豊島区長崎町のアトリエ時代のことや、戦後転居した板橋区前野町の環境のことをお話頂きました。画家仲間たちとの交流や、ご家族で完成した作品を囲んで感想を言っていた思い出などを伺いました。

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そして安次富氏には、ニシムイ美術村にアトリエがあった伯父の安谷屋正義や、美術村の近隣に自宅があった父の安次富長昭氏との思い出をお話頂きました。美術村には子どもたちがたくさんいて、大人たちは仕事をしながらもよく子どもと遊んでくれたそうです。写真は安谷屋からもらったミニカーをご紹介いただいているところです。

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最後にアトリエ村育ちのお三方にとって、アトリエ村はどんな場所であったか、子どもの頃から制作や他の画家との交流を見ていたことについて、鼎談でお話頂きました。

会は終始和やかな雰囲気でご家族との思い出のお話に、会場からは笑いも多くおこっていました。
ご来場ありがとうございました。(聴講120名)