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美術館ニュース

本日は、ボローニャ展50回記念連続講演会「ボローニャとわたし」の最終回、末盛千枝子さんにお越しいただきました。末盛さんは長く絵本の編集者をされ、現在は3.11絵本プロジェクトいわて代表として活躍されています。1980年代から長くボローニャ・ブックフェアに編集者として毎年通っていらっしゃいました。本日は、末盛さんのボローニャにおけるご活躍や思い出をたっぷりとお話いただきました。
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絵本の編集者として仕事をしていた末盛さんは、結婚を機に退社されましたが、その後、出産・子育て、さらに夫との死別を経て、再び編集の仕事を始められました。そして、1985年に初めてボローニャ・ブックフェアを訪れ、翌年には編集された絵本『あさ』がグラフィック賞(ラガッツィ賞の前身)を受賞されました。
また、末盛さんは1998年に審査員を努めております。審査にあたり、当時の事務局長フランチェスカ・フェッラーリから、多数決では決めない、他の審査員と意見が異なる場合は徹底的に議論して説得するように、と言われ、ご自身にとってもとても大きな経験になったそうです。
そのほかにも、ブックフェアでは世界中の編集者や作家たちと、仕事のつきあいだけでなく、語り合い情報交換をされたそうで、楽しいエピソードや心温まる思い出をたくさんお話くださいました。当館副館長の松岡は末盛さんと25年ほど前からのおつきあいになり、二人でボローニャでの”珍談”も披露してくれました。
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末盛さんは2010年に岩手に移住され、ほどなくして東日本大震災に遭われました。被災直後から、なんとか子どもたちを励ましたいと思い立ち、被災地の子どもたちに絵本を送る活動を始め、現在プロジェクトの代表を努めていらっしゃいます。1986年に『あさ』がボローニャで受賞したとき、「この賞は賞金も出ないけれど、この賞があなた方の仕事の助けになりますように」と当時のブックフェア専務取締役が授賞式で述べたそうですが、それは今の末盛さんのご活動にまでつながっているとおっしゃっていました。

末盛さんは大変お忙しい中、岩手から日帰りで来てくださいました。
暑い日が続きますが、講演会には多くの方にお越しいただき、講演会終了後はご著書にサインを求める長い列ができていました。(聴講約80名)

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