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美術館ニュース

昨日1月12日(日)10:30から、急きょ開催が決まったイベント「モーニングギャラリートーク」を行いました。講師は本展で作品を展示している駒形克己さんご本人です。

前半に自身のワークショップ活動について説明していただきました。

駒形さんのワークショップの特徴の1つにコラージュ技法を用いて制作することがあります。
この表現を使用する理由は、紙を切ったり貼ったりするだけなので絵を描くよりも制作するハードルが低く、子どもでも大人でも参加しやすいからなのだそうです。
また用いる色紙は選び抜いた9色(赤+オレンジ+黄色+緑+青+ピンク+土色+白+黒)だそうで、材料への強いこだわりもあるようです。

そんな駒形さんは、これまで8つのワークショッププログラムを作成しました。

その中で最も数多く行っているワークショップ「ひとつがふたつ」では“制約を学ぶこと”がテーマのひとつです。子どもたちに制作上のルールを守ってもらうことで社会にもルールがあるということを学んでほしいという思いがあるようです。
※板橋区立美術館で行われた「ひとつがふたつ」の様子はこちら 

また国内だけでなく、海外でもワークショップを開催してみると、それぞれの地域の表現の違いが面白いという話もありました。
ラテン系の国では例えば、山をピンクの色紙で切り抜くなど自身が持つ感覚で物質の色を決めている印象が強かったそうです。
かわって日本では色に意味を見出し、緑色だと“草”、青色だと“海”といった考えで制作する方が多いと感じたのだとか。

ギャラリートーク参加者の中には実際に駒形さんのワークショップに参加したことのある方もおり、その時の感想も聞くことができました。

また後半の時間には、駒形さんの代表作「Little Tree」についての説明がありました。

重版のときには再度色紙を選びなおしているといった製本に関するエピソードや1ページを開いたときに木がまっすぐ立ち上がる秘密などを伺いました。
この本はお世話になった亡き叔父さんに捧げるために制作したものだそうです。

最後には、参加している方からのご要望で「Little Tree」の読み聞かせをしてくださいました。

トーク中には参加者の皆さんが大きくうなずく場面もあり、終始和やかな雰囲気の充実した1時間となりました。(聴講人数:約70名)

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