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美術館ニュース

「小さなデザイン 駒形克己展」はこの3連休で終了です。
年明けに追加で開催が決まったイベントにも、多くの方にご参加いただいています。

本日1月11日(土)には、駒形さんと長女のあいさんのお二人にお越しいただき、親子で対談していただきました。聞き手は当館館長代理の松岡希代子です。
ニューヨークから帰国後、グラフィックデザイナーとして活動していた駒形さんが絵本を作り始めたきっかけは、愛娘あいさんの誕生でした。その後も子育てする中で多くの絵本が生まれたことからも、駒形さんの制作活動にとってあいさんが欠かせない存在だったことが分かります。

『Little Eyes』や『ごぶごぶ ごぼごぼ』などは、幼いあいさんと向き合う中から生まれてきた絵本です。
あいさん自身は乳幼児期のことはあまり覚えていないそうですが、中でも『Little Eyes3』はその後も何度も見直しては、仕掛けの面白さに魅了されていたそうです。
また 、ブルーノ・ムナーリの「i prelibri(本の前の本)」(Corraini出版刊)をあいさんがとても楽しんでいたことも、駒形さんにとっては大きな発見だったそうです。当時あいさんが読んでいた実物をお持ちくださったので、使い込んだ様子が伝わってきました。2018年にイタリアで再版されたされた「i prelibri(本の前の本)」は、駒形さんが表紙をデザインしています。

右側のあいさんが手にしているものが2018年版

思春期の娘と父の難しい関係も経験したようですが、今になって振り返ればほほえましく、会場からも笑いが沸き起こりました。絵を描くのが大好きだったというあいさんは、その後デザインに興味を持ち、ファッションの道にすすみましたが、2013年に駒形さんのご病気をきっかけにワンストロークに入られ、現在は駒形さんと一緒に仕事をしています。
先月出版されたばかりの『Moon Phase』の印刷立ち合いをあいさんが担当したというお話からは、現場を大事にしてほしいという駒形さんの思いがにじんでいました。
現在はあいさんも絵本作りにたずさわり、あいさんの視点が駒形さんのお仕事に刺激を与えることもあるようです。

最後に、駒形さんのお仕事から学んだこととして、あいさんが挙げたのが、自分たちが本当に良いと思うものを作って届けることの大切さです。しっかりとしたもの作りを続けていこうという思いがしっかり受け継がれていました。

本日のような親子の対談は初めてということで、駒形さんもいつになく緊張気味でしたが、多くのみなさまにご参加いただきました。ありがとうございました。(聴講約70名)

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