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美術館ニュース

12月5日(土)に「井上長三郎・井上照子展」の記念講演会が行われました。

講師に岩手県立美術館長の原田光さんをお招きし、「両端を結んで 井上長三郎と照子のこと」と題してお話いただきました。

美術記者として、初めて井上長三郎氏のアトリエを尋ねた時のエピソードや、その後、神奈川県立近代美術館にお勤めになった時に手がけられた井上氏の展覧会(「独創諧謔の画家 井上長三郎展」神奈川県立近代美術館・伊丹市立美術館、2003年)の思い出もお話いただきました。

途中からは展示作品のスライドを投影しながら、日本の近代美術史、社会の流れと照らし合わせ、長三郎氏の作品をご紹介いただきました。

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原田さんは、長三郎と照子を結ぶものとして、墨による表現に着目しています。

常に政治・社会問題に鋭く切り込んだという印象を与える長三郎ですが、

彼の作品の中に現れる「線」に注目してみると、生き生きとした線が重なり合うことにより、一種のユーモアが生まれています。

スライドで投影している井上長三郎の《光州》は、1980年に起きた光州事件を主題としており、泥絵の具を用いて輪郭線が重ねられ、長三郎の線の魅力を見出すことのできる1点です。

照子もまた、墨特有のぼかしや濃淡により、植物の造形や色の強弱を追及しました。

画風の異なる2人ですが、暮らしを共にする中で感覚を共有し合っていたようです。

ご参加いただいた方の中には、長三郎氏とご縁のあった方もいらしており、講演会終了後も意見交換が行われていました。

(聴講約40名)

 

なお、本日(12月6日)のNHK・Eテレ「日曜美術館」アートシーンのコーナーで「井上長三郎・井上照子展」が取り上げられます。

放送時間は9:45~と20:45~です。

こちらもぜひご覧ください。

 

板橋区立美術館 > 美術館ニュース > 記念講演会「両端を結んで 井上長三郎と照子のこと」
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