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美術館ニュース

本日は、絵本学会と当館の主催で絵本研究会「字のない絵本を考える」が開催されました。現在開催中のイエラ・マリ展の会場の一角には、特別展示として、「字のない絵本コーナー」があり、各国の字のない絵本を約120冊ほど紹介しています。この選書にあたり、絵本学会の笹本純先生(筑波大学教授)、山本美希さん(漫画家)、宮崎詞美先生(横浜美術大学准教授)のみなさんにご協力いただき、4つのカテゴリーに分けて展示しています。こうした経緯があって、今回の絵本研究会の開催の運びとなりました。

研究会では、笹本先生の司会進行で、今井良朗先生(武蔵野美術大学教授)と山本美希さんにそれぞれお話しいただきました。前半の今井先生のお話では、本展における4つのカテゴリーを手がかりに、字のない絵本をたくさんご紹介いただきました。字のない絵本は、必然的に読み手が積極的にかかわることになります。たとえば、子どもたちと一緒にイエラ・マリの『あかいふうせん』のページをめくると、子どもたちは自分からどんどん発言をするのだそうです。そして写真は、ブルーノ・ムナーリの「読めない絵本」をご紹介くださっているところ。ムナーリは「見せるのではなく語りかけなければいけない」と言っていたそうですが、それは字のない絵本の本質をも突いているようです。

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後半は、山本美希さん。ご自身も字のない絵本(マンガ)を手がけていますが、字のない絵本の研究もしていらっしゃいます。今回は、山本さんが収集した「字のない赤ずきん絵本」をご紹介いただきました。中には、記号的な描写や現代的なアレンジを加えたものなど、斬新で実験的な表現も見られます。それらは、誰もが知っている「赤ずきん」だからこそ可能なのでしょう。また、複数の解釈を促すような赤ずきんも登場し、字のない絵本の幅広さを知ることができました。

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13時半から16時までという長丁場でしたが、多くのみなさんにお越しいただきました。ありがとうございました。(約100名参加)

お天気に恵まれましたが、風が強くていよいよ冬本番。どうぞ風邪には気をつけて!

 

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