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2017.11.12

「区民文化祭」本日終了しました

「区民文化祭」は本日11月12日(日)をもって終了いたしました。
ご来館いただきありがとうございました。

板橋区立美術館は11月13日(月)から11月24日(金)まで展示替えのため休館し、11月25日(土)から2018年1月8日(月・祝)まで「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」展を開催いたします。

展覧会について詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/2017-exhibition/ex171125.html

2017.11.08

江戸の美術を行って見る第3回目

11月5日(日)に鑑賞講座「江戸の美術を行って見る」の第3回目を行いました。
今回は静嘉堂文庫美術館の庭園一部と「あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~」展の見学をしました。
講師は学芸員の山田正樹氏と、河野元昭館長です。

まずは、三菱の2代目社長の岩﨑彌之助、小彌太父子によって設立された静嘉堂についてご説明いただきました。
静嘉堂では、国宝7点、重要文化財84点を含む、
およそ20万冊の古典籍と6,500点の東洋古美術品を収蔵しています。

庭園内にあるこちらの廟は、イギリス人建築家、ジョサイア・コンドルの設計によるもので、明治43年(1910)に建てられました。
正面の扉には、中国の孝行話である「二十四孝」が表現されています。

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次に、室内で「饒舌館長」こと河野元昭館長に今回の展覧会の見どころをレクチャーして頂きました。
静嘉堂の明清書画は、明治の半ば頃に彌之助が蒐集したものが多く、古渡りが多いそうです。
今回の展示では、日本人が愛し日本人の絵師が影響を受けた、「日本目線」の明清絵画が展示されています。
河野館長のなめらかなお話ぶりに、参加者の皆さんも引き込まれている様子です。
猫好きを自称する河野館長、写実的にねこを描いた沈南蘋の名品「老圃秋容図」の解説には、特に力がこもっていらっしゃいました。

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展示室では、講義で学習した作品を実際にじっくり鑑賞しました。
中国絵画と日本人絵師による模写が比較できるように展示されていたので、明清の絵画に日本における受容を実感することができました。
静嘉堂の誇る名品がずらりで、見逃せない展覧会です。

「あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~」展は、12月17日(日)まで。
また、この企画は泉屋博古館「典雅と奇想―明末清初の中国名画展」(東京・六本木、~12月10日(日))との連携企画だそうです。
こちらもあわせて鑑賞したいですね!

2017.10.31

「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」展 関連イベントのお知らせ

板橋区立美術館では、10月18日(水)から11月12日(日)まで「区民文化祭」を開催しています。(展示替期間は休館いたします)
会期など詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/2017-exhibition/ex171018.html

「区民文化祭」のあと、11月25日(土)より「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」展を開催します。
南インド・チェンナイの出版社「タラブックス」の本づくりの全容を伝える初の展覧会です。ハンドメイド本を中心に、本や原画、さらには写真やメイキング映像など約300点の資料を展示します。

現在、往復はがきでの事前申し込みが必要な、2つのイベントの参加者を募集しています。

●オープン記念トーク「タラブックスの本づくり ―出版社ができること」
日時:2017年11月25日(土)14:00~16:00
講師:ギータ・ウォルフ、V・ギータ(ともにタラブックス) ※逐次通訳あり
聞き手:松岡希代子(板橋区立美術館副館長)
ところ:当館1階講義室
定員:80名(要事前申込・定員を超えた場合抽選・聴講無料)
【申込方法】:往復はがきに以下の内容をご記入の上、お申し込みください。
①「オープン記念トーク」申込 ②氏名(ふりがな)・住所・電話番号
※応募はがき1枚につき1名のみ申込できます。
※往復はがきは返信用にも住所・氏名を明記して下さい。
※宛先 板橋区立美術館「オープン記念トーク」係
※11月14日(火)必着

●「バナナの葉っぱをお皿に!南インドの定食「ミールス」食べ放題!」
人気のユニット、マサラワーラー(武田尋善・鹿島信治)による南インドの定食を体験。インドにまつわる楽しいトークも!
日時:2017年12月17日(日)12:30~14:00
定員:60名(要事前申込・定員を超えた場合抽選)
ところ:当館1階講義室
参加費:2500円
【申込方法】:往復はがきに以下の内容をご記入の上、お申し込みください。
①「南インドの定食 ミールス」申込 ②申込人数(4名まで) ③氏名(ふりがな)・住所・電話番号
※応募はがき1枚につき4名まで申込できます。複数人で申込の場合は③につき全員分ご記入ください。
※往復はがきは返信用にも住所・氏名を明記して下さい。
※宛先 板橋区立美術館 「南インドの定食 ミールス」係
※12月6日(水)必着

みなさまのご参加をお待ちしております。

ポスター
そのほかのイベントや展覧会について、詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/2017-exhibition/ex171125.html

2017.10.11

ひよこ・たぬきアトリエ いきもののつかまえかた—絵のなかで—

10月8日(日)は、ひよこ・たぬきアトリエ「いきもののつかまえかた—絵のなかで—」を行いました。
講師は美術作家の木下令子さんです。
美術作家の石黒ゆかりさん、井上健司さんもお手伝いしてくださいました。

「館蔵品展 江戸の花鳥画」を見て、現代の花鳥画をつくります。

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ご挨拶したあと、みんなで2階の展覧会を見にいきました。
大きな屏風や掛け軸を近くで見て、絵の中に隠れているいきものを探します。
鳥、蜂、蝶、魚などたくさんのいきものが描かれています。
講義室に戻ってきて、自分が見つけたいきものを発表しました。

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いよいよ自分たちの花鳥画を描いていきます。
まずはデカルコマニーの技法を使って小さないきものをつくります。
2つ折りにした紙の片方に絵具を置いてぺたりと挟み、よく伸ばしてから再び開きます。
絵具が押しつぶされて広がり、予想しない形ができます。
できた形から想像を膨らませ、絵具が乾いてから切り抜いて、いきものの形にします。

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絵具を乾燥させている間、いきものが住む場所を想像して描いていきます。
先生たちのデモンストレーションを見たあと、筆を使って壁にはった大きな紙に、木や川、家を描きました。

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描いている途中で、ときどき離れてみながら、色紙や本物の木の実を貼って仕上げていきます。
曼珠沙華や、京都の大文字焼きなど、思い出のものを描き入れたり、家族によってさまざまな風景が出来てきました。

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最後はみんなで鑑賞会をしました。
展示室で見たように、それぞれの絵の中にいるいきものを発見してみました。

ぜひおうちでも飾ってみてくださいね。

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2017.10.09

「館蔵品展 江戸の花鳥画」本日終了しました

「館蔵品展 江戸の花鳥画」は本日10月9日(月・祝)をもって終了いたしました。
ご来館いただきありがとうございました。

板橋区立美術館は10月10日(火)から10月17日(火)まで展示替え等のため休館し、10月18日(水)から11月12日(日)まで「区民文化祭」を開催いたします。

2017.10.09

江戸の美術を行って見る第2回目

昨日10月8日(日)に鑑賞講座「江戸の美術を行って見る」の第2回目を行いました。
今回はさいたま市大宮盆栽美術館にて盆栽および「三代目尾上菊五郎改メ、植木屋松五郎!?―千両役者は盆栽狂」展の見学をしました。
講師はさいたま市大宮盆栽美術館学芸員の田口文哉氏です。

まずは、盆栽をみんなで鑑賞しました。
参加者の中でも、盆栽を持っている方は少なく、皆さん興味津々です。
ひとつの盆栽から季節の移ろいを感じ、見立てを楽しむ、奥深い世界を実際に見て解説いただくことで体感できました。
「ジン」と「シャリ」などの専門用語も覚えました。

ほかにも水石や盆器、卓など展示されている作品ひとつひとつを丁寧に教えていただきました。

また、真・行・草の部屋のしつらえについてのお話もうかがい、付書院や欄間、天井などの違いに注目しながら鑑賞しました。

さらに庭園の盆栽を見学したり
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開催中の「三代目尾上菊五郎改メ、植木屋松五郎!?―千両役者は盆栽狂」展を解説していただきました。
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浮世絵作品を読み解き、三代目尾上菊五郎の実態に迫る画期的な展覧会でした。

盆栽の奥深い世界をみなさん堪能できたようです。
次回は11月5日(日)に静嘉堂文庫美術館で庭園および「あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~」展の見学させていただきます。
*事前申込した方のみのイベントです。

2017.10.07

ギャラリートーク4回目

本日10月7日(土)に開催中の「館蔵品展 江戸の花鳥画」のギャラリートークを行いました。(参加者38名)

第一展示室では、江戸狩野派による様々な表現の花鳥画をご覧いただきました。
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狩野常信「四季花鳥図屏風」は金砂子と余白によって清々しい空間を感じることができます。
つがいの錦鶏鳥は、狩野周信「花鳥図巻」にも描かれています。
こちらも現在展示中なので、みんなで実際に見比べました。
ほかにも、中国絵画を意識したものや、女性絵師の作品なども展示しています。

第二展示室では、江戸の民間で活躍した絵師の作品をご覧いただきました。
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主に南蘋派や文人画、江戸琳派を中心に展示しています。
驚くほど写実的な作品から、可愛らしい作品まで、多彩な花鳥画の世界をお楽しみ頂けたでしょうか。
いよいよ展示もあと2日となりました!
10月9日(月・祝)までです。どうぞお見逃しなく!

2017.10.01

江戸の美術を行って見る 1回目

本日10月1日(日)、鑑賞講座「江戸の美術を行って見る」の第1回目を開催しました。(参加者26名)
初回ということで、開催中の「館蔵品展 江戸の花鳥画」に関するレクチャーを担当学芸員の植松有希が行いました。

まず、花鳥画とは?という話からはじまります。
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花鳥画といえども、花と鳥だけでなく、動物や魚、虫や果物なども含まれます。

中国での歴史や花鳥画の役割などは日本の花鳥画を語るうえでは欠かせません。
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また、日本における花鳥画の歴史についてもお話ししました。
花鳥画が伝来する以前から、江戸時代にいたるまで、時代背景とともに表現も変遷していきます。
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さらに今回展示している作品の中からも見どころや特徴などをご紹介しました。
ぜひ、様々な視点から本展覧会を楽しんでいただきたいです。

次回はみなさんと一緒にさいたま市大宮盆栽美術館の「三代目尾上菊五郎改メ、植木屋松五郎!? ―千両役者は盆栽狂」展の見学へ行きます。
全3回を通して、花鳥画の世界をご堪能いただけると嬉しいです。

2017.09.30

ギャラリートーク3回目

本日9月30日(土)「館蔵品展 江戸の花鳥画」のギャラリートークを行いました。(参加者29名)
絶好の行楽日和の中、お集まり下さってありがとうございました。

第1展示室では、江戸狩野派による花鳥画をご紹介しました。
幕府の御用絵師らしさあふれる堂々とした作品から、舶来した中国絵画に影響を受けた作品まで、
屏風作品を中心に多彩な表現をご覧いただきました。
写真は、狩野養信《群鹿群鶴図屏風》の説明をしているところです。
養信が水戸徳川家の命で描いた、来舶画家の沈南蘋(しんなんぴん)の作品を模写をした屏風で、
羽の柔らかさまで伝わりそうな写実的な表現に目を奪われます。

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こちらは、第2展示室で沈南蘋の画風に影響を受けた「南蘋派」の作品を説明しているところです。
花や鳥、魚などを本物のように描く、南蘋派独特のリアルな表現に、思わず身を乗り出してしまいます。
そのほか、江戸琳派のさらりとした表現や、桜画を専門とした女性の絵師である織田瑟々(おだしつしつ)の作品にも注目が集まりました。

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詳しい作品の説明は板橋区立美術館公式ツイッター古美術のインスタグラムでもご覧頂けます!

ギャラリートークの最終回は、10月7日(土)です。
14時から30分程度、参加無料、申込不要です。

どうぞ気軽にお立ち寄りください!

2017.09.23

講演会「江戸の花鳥画を「読む」愉しみ」

本日9月23日(土・祝)に今橋理子氏(学習院女子大学教授)による講演会を開催しました。(参加者101名)
「江戸の花鳥画を「読む」愉しみ」というテーマでお話いただきました。
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美しい花や生き生きとしたいきものが描かれた作品が花鳥画は、「見る」ことで気持ちがやすらいだり、癒されます。
今日は見るだけでなく作品が作られた江戸時代の文学や博物図譜の流行など、当時の時代背景などから「読み解く」面白さや、花鳥画の愉しみ方を教えて頂きました。

例えば、現在展示してある作品でも多いネコと蝶の組み合わせは、中国の謎語(めいご)を知ることで、表現だけでなく、作者からのメッセージを読み解くことができます。

1995年度にサントリー学芸賞を受賞した今橋先生のご著書『江戸の花鳥画―博物学をめぐる文化とその表象』(スカイドア、1995年)も、江戸時代の花鳥画を知る上では欠かせない本です。
現在は展示しておりませんが、当館所蔵の狩野養信「鷹狩図屏風」についても触れられており、花鳥画作品を見るのがより一層愉しくなります。
2017年1月に文庫版としても発売され、お手にとりやすくなっています。

「館蔵品展 江戸の花鳥画」もいよいよ残り約2週間となりました。
9月30日(土)、10月7日(土)には学芸員によるギャラリートークを行います。
14:00〜14:30、申込不要、参加無料、当日直接2階展示室ロビーへお越しください。