館蔵品展 江戸の花鳥画
ー狩野派から民間画壇までー

室内にいながら草木や鳥を愛で楽しむことのできる「花鳥画」は、時代や流派を問わず描き継がれてきました。花鳥画とは、山水画・人物画と並ぶ東洋画題の一つで、広くは、草花のみを描いた花卉図、蜂や蝶のいる草虫図、水中の鯉などを描いた藻魚図、さらには獣に花木を配した図をも含むと言われています。江戸狩野派が様式を確立し、民間画壇が充実した江戸時代には、花鳥画の表現・技法もより多彩になり、魅力溢れる作品が数多く生まれました。
本展では、第1室で江戸狩野派による花鳥画をご紹介します。江戸狩野派は、幕府の御用絵師として安定した制作を行う一方、新たな表現にも挑み続けました。花鳥画においても、その貪欲な姿勢が見て取れます。第2室では、写実的で色鮮やかな宋紫石や諸葛監らによる南蘋派、江戸琳派の酒井抱一や鈴木其一が手掛けた、洗練された作品をはじめ民間画壇の花鳥画を幅広く展示します。
江戸の地で花開き羽ばたいた、花鳥画の世界をどうぞお楽しみ下さい。
なお、本展覧会の出品作品は全て写真撮影いただけます。

関連イベント

講演会

9月23日(土)「江戸の花鳥画を「読む」愉しみ」
講師=今橋理子氏(学習院女子大学教授)
当館1階講義室にて、14:00~15:30。申込不要、聴講無料、先着100名、当日直接会場へお越しください。<終了しました>

ギャラリートーク

展示作品について、担当学芸員がお話しします。
9月9日(土)、16日(土)、30日(土)、10月7日(土)
いずれも14:00〜14:30、申込不要、参加無料、当日直接2階展示室ロビーへお越しください。<終了しました>


狩野栄信「花鳥図」
板橋区立美術館蔵
宋紫石「牡丹小禽図」
板橋区立美術館蔵 狩野常信「四季花鳥図屏風」
板橋区立美術館蔵
狩野養信「群鹿群鶴図屏風」
板橋区立美術館蔵

酒井抱一「白梅鶯・紅葉鹿図」
板橋区立美術館蔵
柴田是真「猫鼠を覗う図」
板橋区立美術館蔵