館蔵品展「18世紀の江戸絵画」

世界的にみた18世紀は、産業革命によって近代化が始まり、アメリカ独立やフランス革命により、市民を中心とする社会制度への流れが生まれた時代です。

日本における18世紀は元禄末から寛政にわたり、幕府の財政が苦しくなる一方で、経済力を持った都市の町人階級から個性豊かな文化が生まれました。京都地方で伊藤若冲、池大雅、曾我蕭白、円山応挙が活躍する一方、1731年の沈南蘋(しんなんぴん)来舶に触発された江戸地方での南蘋派の大流行や、1765年を起点とした錦絵の創始など、この頃より江戸地方から発信される絵画文化が生まれ始めました。1774年に完成した『解体新書』に代表される蘭学の隆盛により、西洋の画法に影響を受けた洋風画が再び流行したことも重要です。

本展では、板橋区立美術館の館蔵作品と寄託作品により、英一蝶(はなぶさいっちょう)とその一門、南蘋派、江戸の洋風画など、18世紀の江戸を中心として、狩野派や民間画壇から生まれた多彩な江戸絵画の表現を紹介します。また、今年度ご寄贈いただいた新出の狩野探幽「探幽縮図(たんゆうしゅくず)」など3点を初公開します。

関連イベント

記念講演会
「神仏の軽口・鳥獣の愚痴
-江戸の文芸と絵画の遊び」

講師:小林ふみ子(法政大学文学部日本文学科教授)
とき:2015年3月1日(日)15:00~16:30(14:00開場予定)

終了しました

 

講演会
「2013、2014年度寄贈作品の紹介
- 新出の探幽縮図を中心に」

講師:佐々木英理子(板橋区立美術館学芸員)
とき:2015年3月28日(土)15:00〜16:30(14:00開場予定)

 

ギャラリートーク

担当学芸員が展示作品について解説します。
とき:3月8日(日)、22日(日)、29日(日)

いずれも14:00〜14:30、申込不要、参加無料、
当日直接2階展示室ロビーへお越しください。

 

 

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狩野典信「唐子遊図屏風」板橋区立美術館蔵


宋紫石 「牡丹小禽図」(部分)板橋区立美術館蔵


狩野典信 「大黒図」板橋区立美術館蔵


英一蝶 「一休和尚酔臥図」板橋区立美術館蔵


英一蝶 「不動図」板橋区立美術館蔵