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2011年11月19日(土)〜2012年1月9日(祝)

午前9:30から午後5:00
(入館は午後4:30まで)

月曜(ただし1月9日は開館)、年末年始(12月29日〜1月3日)

一般600円/高・大生400円/小・中学生150円(毎週土曜日は高校生以下無料)

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主催
板橋区立美術館・読売新聞社・美術館連絡協議会

協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網

20世紀検証シリーズNo.3
池袋モンパルナス展
ようこそアトリエ村へ

 今から約80年前、現在の池袋駅を中心とする一帯に、アトリエ付き住宅が建設され始めました。当時としては画期的なこの物件には、借家人募集のビラや口コミで集まった画学生や、靉光、麻生三郎、寺田政明ら画家、評論家、詩人、演劇関係者などが互いの家や酒場に集い、芸術論を交わしました。その中の1人である詩人の小熊秀雄はこの集落を芸術の都パリのモンパルナスに重ね合わせた「池袋モンパルナス」という詩とエッセイを残しています。

 ところが、1930年代も半ばになると、日本は戦争の暗い影に覆われ、画家たちの中には召集を受け、兵隊や画家として従軍し、絵画による慰問や戦争協力画を描いた者もいました。また、1930年代を中心に若い画家たちの間で流行したシュルレアリスム風の絵画は、戦時中の文化や思想の統制により発表が難しくなりました。

 1945年の空襲によりこの地域も大きな被害を受けました。画家たちの中にはアトリエはもちろんのこと、戦前の作品や画材を全て焼失した者もいました。

 本展では、1930〜1940年代を「池袋モンパルナス」で過ごした画家のうち、板橋ゆかりの寺田政明、古沢岩美、井上長三郎と彼らの交友の画家、詩人の作品を展示します。
 また、アトリエ村に暮らした画家、吉井忠の日記の一部を紹介します。寺田政明、麻生三郎、詩人の高橋新吉らが登場する日記からは、池袋モンパルナスの日々が鮮やかによみがえります。
そして、絵画、彫刻、詩、資料の展示に加え、今回は当時のアトリエ付き住宅の間取りをほぼ実物大で体感することができるコーナーも設けます。


関連イベントはこちら

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1. 松本竣介「ニコライ堂」1941年頃 宮城県美術館蔵

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2. 寺田政明「芽」1938年 板橋区立美術館蔵
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3. 小熊秀雄「夕陽の立教大学」1935年 豊島区蔵

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4. 吉井忠「二つの営力−生と死と」1938年 宮城県美術館蔵
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5. 靉光「鳥」1942年頃 宮城県美術館蔵

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6. 麻生三郎「男(自画像)」1940年
  神奈川県立近代美術館(寄託)
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7. 長谷川利行「水泳場」1932年 不忍画廊蔵




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