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板橋区立美術館 収蔵作品
紙本著色、94.8cm×31.cm、桃山時代
酔李白図(すいりはくず)
狩野秀頼(かのう ひでより)

 秋は祭りの季節である。祭りにはお酒がつきもので、紅葉を眺めながらの一杯はオツなもので、ついつい盃を重ねすぎ、酩酊(めいてい)してしまう人も多い。うまい酒に酔ってしまうのは、古来中国からの伝統があるようで、本図に描かれているのも、詩仙・李白が酩酊しているところを友人が抱きかかえている姿である。酒に酔って気持ちよさそうに眠ってしまった李白の表情には、心なごむものがある。本図上部に惟高妙安の永禄9年(1566年)の賛があり、本図はこれ以前に制作されたと思われる。
KANO Hideyori

板橋区立美術館 ねっとび


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