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2018.02.28

赤塚梅まつり 3月3日・4日

赤塚溜池公園、赤塚城址で毎年開催されている「赤塚梅まつり」、今年は3月3日(土)・4日(日)です。
売店やイベントも多く予定されていますので、「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展と合わせてお楽しみください。
現在梅は五分咲きといったところでしょうか。
確実に春が近づいてきています。

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なお、美術館正面玄関近くに設置される舞台でのイベントも多く予定されております。
特に下記の日時は大きな音が出ることが予想され、展示室内にも響く可能性がございます。
・太鼓演奏(雨天中止) 成増天神太鼓 3月4日(日)10時~10時45分
静かな環境で展覧会をご覧になりたい場合は、上記時間帯を避けてお越しください。

また、3月3日(土)は、展覧会関連イベントとして、ギャラリートークを行います。担当学芸員が作品や作家についてお話します。
当館2階展示室にて、14時〜15時、申込不要、参加無料(展覧会観覧料が必要)です。当日直接会場へお越しください。
みなさまのお越しをお待ちしております。

2018.02.25

対談「沖縄・ニシムイ美術村と画家たち」

「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展開催中です。
初日の昨日は対談「沖縄・ニシムイ美術村と画家たち」を行いました。
講師は前田比呂也氏(沖縄県立博物館・美術館 前美術館副館長)と豊見山愛氏(沖縄県立博物館・美術館 美術館主任学芸員)です。
お二人は、2015年に沖縄県立博物館・美術館で開催された「戦後70年特別企画展 ニシムイ 太陽のキャンバス」展をはじめ、本展展示作家の名渡山愛順氏、山元恵一氏の回顧展などもご担当されました。

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トークは4部構成で、まずはじめに豊見山氏による琉球王国時代から近代までの沖縄と美術の歩み、関連映像の上映、前田氏によるニシムイ美術村に関するお話、最後に本展担当学芸員を交えた鼎談を行いました。

豊見山氏のお話の中では、地上戦により壊滅的な被害を受けた沖縄の戦後が、米軍による軍政に始まり、当初軍政を担当したのは、文化人類学を重視した海軍であったことのご紹介がありました。そのため軍政府の諮問機関である沖縄諮詢会に文化部芸術課が設置され、画家たちが美術技官として雇用されました。彼らは石川市東恩納に集められ、アトリエを得て自由な制作活動が奨励されたそうです。
しかし陸軍への軍政移管に伴い文化部が廃止され解雇されると、画家たちは「沖縄美術家協会」を結成し、石川から首里儀保町に移動して「ニシムイ美術村」を建設しました。かつて松が茂る丘陵で、首里八景の一つでもあったこの場所で、画家たちはそれぞれの活動を展開しました。
美術村建設構想の中心にいた名渡山愛順に影響を与えたのが、彼が学生時代を過ごした東京の落合・池袋のアトリエ村でした。共同体としてのアトリエ村の精神は「ニシムイ美術村」にも引き継がれました。美術に限らずさまざまな人たちが訪れ、交流し戦後沖縄の文化復興の拠点になりました。

前田氏からは「ニシムイ」の画家たちの世代間での価値観の衝突が、二つの大きな流れをつくり、その後いくつものグループの形成を促し、今の沖縄美術に続いているというお話もいただきました。沖縄固有のものを描こうとする名渡山らの世代と、グループ展「五人展」を結成した安谷屋正義らの世代で、作品や表現の方向性が異なったそうです。

当時の貴重な写真なども交えてお話いただきました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。(聴講60名)

3月3日(土)14時〜15時には、担当学芸員によるギャラリートークを行います。
展示室にて作品や作家についてお話します。こちらもぜひお越しください。

2018.02.24

「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展 オープン!

本日2月24日(土)より「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展が始まりました。
初日の今日はお天気に恵まれ、朝から多くのお客様にお越しいただきました。
本展では、東京の落合・池袋と沖縄のニシムイにあったアトリエ村の文化的なつながりを明らかにすることを目的に、約90点の作品を紹介しています。

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講演会やギャラリートークなどのイベントも盛りだくさんに行います。
また鑑賞講座「池袋、落合のアトリエ村に行って見る」の参加者も現在募集中です。
詳しくは講座のページをご覧ください。
http://www.itabashiartmuseum.jp/lecture/ittemiru20180407.html

会期は4月15日(日)までです。
みなさまのお越しをお待ちしております。

2018.02.23

「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展
明日から開催

2月24日(土)から「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展を開催します。
展示室では、1930年代に池袋や落合に集まった画家たちの作品から始まり、戦後の沖縄のニシムイ美術村で描かれた絵画まで、約90点を紹介しています。
4月15日まで開催しています。
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明日2月24日(土)には、ニシムイの画家たちについて対談も予定しています。
みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

「沖縄・ニシムイ美術村と画家たち」
2月24日(土)14:00〜15:30(13:00開場予定)
講師:前田比呂也氏(沖縄県立博物館・美術館 前美術館副館長)
   豊見山愛氏(沖縄県立博物館・美術館 美術館主任学芸員)
*申込不要、聴講無料、先着100名、当日会場へ直接お集まりください。

2018.02.22

「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展準備中です!

2月24日(土)から「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展を開催します。
ただいま展示準備中です!
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この展覧会では、池袋、落合、沖縄のニシムイに集った芸術家の作品約90点を初めて一堂に会し、3つのアトリエ村の概要と意義を明らかにすると共に、戦前から1971(昭和46)年の沖縄返還協定調印の頃までの東京と沖縄の文化交流の一断面を紹介します。

初日の24日(土)は、前田比呂也氏(沖縄県立博物館・美術館 前美術館副館長)、豊見山愛氏(沖縄県立博物館・美術館 美術館主任学芸員)による対談「沖縄・ニシムイ美術村と画家たち」を開催します。
沖縄のニシムイ美術村に集った画家たちについてのお話が聞ける貴重な機会です!
時間は14:00〜15:30(13:00開場予定)、当館1階講義室にて、申込不要、聴講無料、先着100名、当日会場へ直接お集まりください。

2018.02.18

区立小・中学校作品展 閉幕しました

区立小・中学校作品展は本日2月18日17時をもって終了いたしました。
今日も朝からたくさんのお客様がお越しになっていました。
ご来館ありがとうございました。

板橋区立美術館は2月19日(月)から2月23日(金)まで展示替えのため休館し、2月24日(土)から4月15日(日)まで「東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展を開催します。

東京と沖縄、戦前から戦後のアトリエ村と芸術家たちを紹介する展覧会です。

1930年代の池袋周辺には、アトリエ付き住宅が立ち並び、その様子はパリの芸術家街になぞらえて「池袋モンパルナス」と呼ばれました。隣接する落合にも画家、文学者、音楽家たちが住んでおり、戦前の池袋、落合一帯は様々な分野の芸術家が集う文化醸成の場となっていました。しかし、1941年に始まる太平洋戦争は、こうした営みを一変させ、自由な作品発表の場は失われます。
戦後「池袋モンパルナス」は再建され、次世代の画家が集まり、新たな美術運動の発信の場となりました。地上戦で壊滅状態にあった沖縄でも、学生時代を池袋や落合で過ごした画家を中心に、1948年「ニシムイ美術村」が首里に建設され、戦後沖縄の美術と文化の展開に主導的な役割を果たしました。

3つのアトリエ村は戦争や占領下の人々の拠り所となり、世代や地域、思想を超えた交流によって多様な傾向の作品が生み出されました。
本展では、池袋、落合、ニシムイに集った芸術家の作品約90点を初めて一堂に会し、3つのアトリエ村の概要と意義を明らかにすると共に、戦前から1971年の沖縄返還協定調印の頃までの東京と沖縄の文化交流の一断面を紹介します。

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展覧会初日の2月24日(土)には前田比呂也氏(沖縄県立博物館・美術館 前美術館副館長)、豊見山愛氏(沖縄県立博物館・美術館 美術館主任学芸員)をお招きし、対談「沖縄・ニシムイ美術村と画家たち」を開催します。14時~15時30分(13時開場予定)、当館1階講義室にて、申込不要、聴講無料、先着100名、当日会場へ直接お集まりください。

展覧会と関連イベントについて、詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/2017-exhibition/ex180224.html

また現在、鑑賞講座「池袋、落合のアトリエ村に行って見る」(全2回)の参加者を募集しております。池袋モンパルナス、落合文化村の普段は公開されていないアトリエを訪れます。こちらは往復はがきによる事前申し込みが必要です。スケジュールや申し込み方法など、詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.itabashiartmuseum.jp/lecture/ittemiru20180407.html


展覧会は2月24日(土)から。みなさまのご来館をお待ちしております。

2018.02.14

座談会「スペインのメディア・バカ社の絵本作り」

2月10日、スペインで編集者として活躍するビセンテ・フェレルさんをお招きして、トークイベントを開催しました。
ビセンテさんは1998年にスペイン・バレンシアで出版社メディア・バカ(MediaVaca)社を設立、以来20年にわたり、妻のベゴーニャさんとお二人で個性的な絵本を次々と世に出して、世界的にも注目されています。
当館とのかかわりは、2003年に開催したイラストレーター向け講座「夏のアトリエ」の講師をお願いして以来、15年にも及びます。本日は、ベゴーニャさん、絵本作家の三浦太郎さんも交えて、メディア・バカ社の本作りや日本のイラストレーターとの仕事について伺いました。聞き手は当館副館長の松岡希代子、通訳は2003年の「夏のアトリエ」に引き続き政岡潔子さんです。
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三浦さんは「夏のアトリエ」にも参加していますが、ビセンテさんと初めて知り合ったのはその2年前、ボローニャ・ブックフェアでのことでした。2006年には「TOKIO(東京)」という本をメディア・バカ社から出版しました。トークでは、出会いの際のエピソードや絵本の制作におけるやりとりなどもお話くださいました。ビセンテさんにとっても、三浦さんとの出会いはとても特別なものだったそうです。
さらに同じ2006年、「夏のアトリエ」の参加者21人とともに「Érase veintiuna veces Caperucita Roja(21人のあかずきん)」という絵本を出版します。ワークショップの課題として取り組んだ、それぞれの赤ずきんをまとめた大部な本ですが、これまでに7万部以上発行され、メディア・バカ社で最も売れている絵本となりました。5日間の「夏のアトリエ」から絵本を生み出した経験もビセンテさんにとっては忘れがたいものとなったそうです。

トークの中では、そのほかのメディア・バカ社の多彩な絵本についても、初期の作品からスライドとともにお話くださいました。
質疑応答のコーナーでは、もともと2色刷りの絵本を作っていた理由なども披露してくれました。

ビセンテさんの語り口は訥々としていながらも独特のユーモアがちりばめられていて、会場には時折じわっとした笑いが沸き起こり、あっという間の1時間半となりました。

2003年の「夏のアトリエ」の参加者もたくさん駆けつけてくれました。たった5日間のワークショップのつながりが、15年の歳月と国境を越えて現在も続いていることに、ビセンテさんもベゴーニャさんも大変感動し、涙ぐむ一幕も。ビセンテさんにとっての日本は、板橋区立美術館に集約されているのだそうです。
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1月末に急遽開催が決まったイベントですが、約30名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。