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2015.12.27

井上長三郎・井上照子展は終了いたしました

ご好評いただきました「井上長三郎・井上照子」展は本日終了いたしました。

全国各地からご来館いただいたみなさま、図録を通販でお求めいただいたみなさま、

たくさんの方にお2人の仕事を見ていただき、本当にありがとうございます。

図録は引き続き通信販売でお求めいただけます。

今後も板橋ゆかりの作家のお1人として、ご紹介していきたいと思います。

また、板橋区立美術館の本年の営業も終了いたしました。
今年も1年ありがとうございました。

来年は1月10日より「中学校美術展」が始まります。
常設展示室などはございませんのでご注意ください。

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2015.12.27

井上長三郎・井上照子展 最終日です!

11月21日より始まりました「没後20年 井上長三郎・井上照子展」、本日最終日を迎えました。

朝から熱心な方が多勢いらしてくださっています。

最終日も17時まで(入館は16時30分まで)です。

お天気も良いですし、どうぞお見逃しなく!

 

こちらは先日、東京新聞にも掲載された長三郎の《姥捨山》。

隣は最晩年に描かれた《こども》です。

どちらも泥絵具を混ぜて使っているので、柔らかな印象です。

 

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照子さんのお部屋では、墨によるデッサンと、油彩画を並べています。

墨独特のぼかしや色の強弱を油彩画にも応用していたようです。

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2015.12.26

「井上長三郎・井上照子展」スライドトーク最終回

本日は、スライドトークの3回目、最終回です。

今回も長三郎さん、照子さんの経歴と展示作品をいくつかお見せしました。

(参加31名)

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こちらは2人がパリで学んだ、アカデミー・グランド・ショミエールの様子です。

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今回の展示では、この美術学校で描いたデッサンもご紹介しています。

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また、本展の展覧会評が、昨日(12月25日)の東京新聞(夕刊)に掲載されました。

会期中を通してテレビ・新聞・雑誌と様々なメディアの取材を受け、本展に対する関心の高さが強く感じられました。

明日12月27日が最終日です。

巡回はいたしませんので、どうぞお見逃しなく!

2015.12.25

井上長三郎 「壺」から「人」へ

井上長三郎・井上照子展も今日を含めて3日となりました。

遠方の方にはカタログを通信販売していますが、

展示では長三郎の作品の変遷が見えるような工夫もしています。

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《静物と人》《しののめ》《エデンの午后》が並んでいます。

実はもっと左に《壺》の作品があるのですが、

長三郎が集中的に「壺」を描いた後に《静物と人》では人間が登場し、

《しののめ》では「壺」が画中画のように描かれ、

《エデンの午后》では人間が中心になる、

という画題の変化をお楽しみいただけます。

《静物と人》は姫路、《しののめ》は徳島からお借りしてきました。
作品の大きさ、筆遣いなどもじっくりご覧いただきたい作品です。

2015.12.23

井上長三郎のデッサン

井上長三郎・井上照子展では、2人が日頃描いていたデッサンもご紹介しています。

長三郎さんは、庭にやってきた野良猫、テレビで見たトランペット奏者や出演者の姿や顔を
手元にあったプリントの裏、封筒、お菓子の包み紙などに描いています。
鉛筆で形を探るように描かれた、これらのデッサンは長三郎さんの絵画の基になっています。

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今回展示している油彩画の下絵と考えられるデッサンも2点、展示ケースの中に入っています。

ぜひ、展示室で探してみてください。

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2015.12.22

井上照子《モンマルトル》

ご好評いただいている「没後20年 井上長三郎・井上照子展」ですが、
次の日曜日、27日でおしまいです。

今日は出品作の中から、井上照子さんの《モンマルトル》(1950年、個人蔵)をご紹介したいと思います。

モンマルトル

照子さんは、1936年頃にパウル・クレー(1879〜1940)の画集を買い求めたと言います。
クレーは同時代の作家で、井上夫妻はパリに滞在中、画廊でクレーの絵を出して
見せてもらっていたそうです。羨ましいお話です。

《モンマルトル》は、方形に塗り分けられた様々な色により構成された、
クレーの影響が感じられる1点です。
この作品は1950年と画面に書き込まれており、帰国から10年経って制作されました。
色鮮やかなパリのモンマルトルの丘がイメージされています。

この後、照子さんはクレーの作品から学んだ色彩や構図をもとに、彼女の独自の絵画を制作するようになるのです。

2015.12.20

妻は空気・わたしは風

「井上長三郎・井上照子展」のサブタイトルとなっているこの言葉は、

1963年の長三郎のエッセイから引用したものです。

 

「三十年も生活を一緒にした今日、はたしてお互いが仕事を理解しあっているかどうか、自信がありませんが、尊敬できる間柄になることが理想的なはずです。これは仕事のことですが、人間の問題でもあります。」

「そういえば、このごろわたしにとっては、妻の存在は空気のようなものと思われます。妻からみれば、わたしは風というわけでしょう。」

井上長三郎「妻を語る-妻は空気でわたしは風-」(『画論集』画論集刊行会、1979年に再録、初出は『アカハタ』1963年)

 

長三郎と照子は、生活も制作も互いに尊敬しあえる関係を理想としていたようです。

このエッセイの中で語られている2人の性格や

そして展示室でご覧いただける画風も異なる2人ですが、夫婦ともに亡くなるまで同じ屋根の下で制作を続けました。

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展示室ロビーでは、このエッセイをお読みいただけます。

図録にも再録していますので、お家でじっくり読むのも良いかもしれません。

展覧会では2人の新婚時代のパリで撮影した写真、その後、白髪になった長三郎さんの横で微笑む照子さんの写真や、結婚前に長三郎から照子に宛てた手紙も展示しています。

「妻は空気・わたしは風」長三郎と照子の関係は、夫婦の在り方を考える上でも興味深いものです。

2015.12.20

「井上長三郎・井上照子展」図録も好評です!

「井上長三郎・井上照子展」では、展覧会に合わせて図録を作成いたしました。

展示作品のカラー図版がお楽しみいただける他、

粟津則雄さん、井上リラさん、江川佳秀さん、中嶋泉さん、担当学芸員の弘中智子の論考を掲載しております。

お二人の人柄、アトリエの様子、大連での長三郎の活躍、照子の作品の特徴など、最新の研究成果もふまえた、読み応えのある内容になっています。

全132頁、価格は1,500円です。(書店では扱っていません!)

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会場では、「池袋モンパルナス展」(2011年、1,200円)「福沢一郎絵画研究所展」(2010年、1,500円)

など、井上夫妻のいた時代に焦点を当てた展覧会の図録を合わせて買い求める方も多いそうです。

遠方の方には通信販売も行っております。詳しくは、HPでご確認または美術館までお問い合わせください。

http://www.itabashiartmuseum.jp/books

 

2015.12.19

「井上長三郎・井上照子展」スライドトークを行いました

「井上長三郎・井上照子展」も会期終了まで残すところ1週間。

本日は、2回目のスライドトークに24人の方が参加されました。

2人の画家の足跡や作品にまつわるエピソードをお話しました。

写真でご紹介しているのは、パリ留学中に長三郎が居眠りする照子を描いたデッサン。

あたたかい眼差しの感じられる1点です。

照子さんの作品をお見せしながら、それに添えられた詩的な言葉もご紹介しました。

 

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展示室は階段を上って2階です。2人の作品のバナーがお出迎えいたします。

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次回、最終回のスライドトークは12月26日(土)時間は14:00~15:00です。

ご参加お待ちしております!

 

2015.12.19

井上長三郎の「かわいい」作品

井上長三郎といえば、《漂流》や《東京裁判》、礼服姿の紳士を描いたシリーズなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、

動物たちを描いた作品には、また別の魅力があります。

板橋の自宅の庭には、よく野良猫が遊びに来ていたそうです。

写真にある油彩の《猫》の他にも、展示室では鉛筆で描いた猫のデッサンもご覧いただけます。

《犬》の姿もとてもユーモラスです。

 

《少女》はお孫さんをモデルにした作品と思われます。

目のぱっちりとした、かわいらしい姿です。

 

このような小品は、自宅に多数残されており、大作の合間に描かれたようです。

照子さんも同様に、小品を数多く描いています。

展示室のロビーでは2人の小品もお楽しみいただけます。

大作とはまた少し違った魅力があります。

井上長三郎というと、人間の姿を描き続けた画家というイメージがありますが、

実は身の回りのかわいらしいものも描いているのです。

 

写真中の《猫》は、庭に遊びにきた野良猫を描いたものと言われています。

《犬》も特徴がよくとらえられていて、動物に対するやさしい眼差しが感じられます。

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《犬》と《猫》は美術館入口の看板のデザインにも使用されています。

皆さまのご来館を、彼らも待っているはずです!

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